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2010年12月

年の暮れだというのにぼんやりTVを眺めていたら・・「男子・フィギュアに4回転は必須」

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ここの所、面白い韓ドラに会えず、今借りているもの(「きつねちゃん、何しているの」・・キム・サムスンと同じ脚本家というので借りてみたのだが)も、もひとつ嵌れず、つれづれにTVをつけていたらちょうどBS1で去年のバンクーバー・オリンピックの「男子フィギュア・スケート」を再放送していた。この試合でアメリカのエヴァン・ライサチェクが4回転を跳ばずに優勝し、その後世間でさまざまの批判、論争が巻き起こったことは記憶に新しい。             

TVをつけたのがもうお終いの方で、幸いに最後に勝敗を決したフリーを見ることができたわけだが、前日のSPでは1位のプルシェンコと2位のライサチェクの点差が0.14、ライサチェクと3位の高橋大輔の点差が0.05と、ほぼ3者横並び一線で迎えたフリー・プログラムだったのだった。                                                  

そして、結果はライサチェクがプルシェンコを抑えて逆転優勝、大輔は3位で日本男子初のメダル獲得になった。ここで改めて見て見ると、ライサチェクは8つのジャンプをほぼ完璧に安定して跳び、ステップ、スピンでも素晴らしい演技を見せている。もともとジャンプが苦手らしい彼は、4回転を跳ばない代わりに得点が1.2倍(だった?)になる後半にジャンプを集中させるという作戦に出て、それにも関わらず体力、スピードともにダウンさせずに目的を達成したのである。    
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対するプルシェンコは冒頭に4回転を決めるも、その後のジャンプのいくつかが軸を曲げて着地がようやく、といった感じだったり、その他にも取りこぼしがあり、結局、史上40何年ぶり?と期待されたメダルの4連覇は成らなかった。                         
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試合後、プルシェンコはジャッジに反発を表わし「4回転にチャレンジしなければ、それはスポーツではない」と、現在の得点ルール内で無難に高得点を取って優勝したライサチェクの演技を批判した。たしかに男子フィギュアに4回転がないのは、もうここまで来た現在では時代遅れであると思う。(1988年に初めてカート・ブラウニングが成功、プルシェンコはソルトレーク、トリノで成功)フィギュアはあくまでスポーツなんだから絶えず前進、未知へのチャレンジがないとだめだ。優勝を求めて失敗を怖れるあまり保守的なプレーに終始してはスポーツの真髄に違う。                                                                   

その意味では少々乱れたところもあったが私は見ていてプルシェンコに軍配を上げる。彼のすごいとしかいいようのないチャレンジャー精神に脱帽。そしてその華麗な演技は少々のミスなどマイナスにさえ思えない。                                     
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そしてわが大輔はというと、冒頭の4回転にチャレンジして失敗するも、世界一のステップは健在、よくぞ1年の大怪我のブランクを経てここまで戻ってきたと感激するほど素晴らしい出来で、見事、銅メダルを獲得した。                                  

だからといって「世界一の努力家」とコーチが称賛するライサチェクが努力の結果つかみ取った栄光は敬意に値して当然のことであるのを付け加えておきたい。

最後に、世界スケート連盟は、バンクーバーの教訓をもとに「4回転など難度の高いワザにチャレンジして失敗しても、部分得点(チャレンジ点)を加える」ことに変更した。フィギュアの進化を求めるのならば当然の変更だろう。プルシェンコは「まだまだ引退しない。次期のソチは母国でもあることだし出場したい」と言っているそうだ。Photo_5 (写真左:大輔のチャレンジを高く評価したプルシェンコ)

ラッセ・ハルストレムの映画は心が癒される・・・映画「シッピング・ニュース」

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朝刊で今日のTV番組をざっとチェックしたら深夜にどこかのチャンネルで映画「シッピング・ニュース」を放送するらしいが何せそんな時間帯はすでに「夢の中」ということでパスせざるをえない。この映画はだいぶ前にいちど見たものだが、もういちど見てもいいと思うから少し残念だ。                                                   

スウェーデン人のラッセ・ハルストレム監督は1985年「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」で一躍世界にその名が知られ、その後はハリウッドで監督人生を歩んでいる。ジョニー・デップ主演の「ギルバート・グレイプ」を始めとして「サイダーハウス・ルール」「ショコラ」など地味ながら良作を作り、この「シッピング・ニュース」(2005)も世間で高く評価されたということはなかったが私は好きな映画だ。                                          
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原作は「ブロークバック・マウンテン」のアニー・プルーの小説で「ピューリッツァ賞」「全米図書賞」などを受賞。原作は読んでいないがラッセ・ハルストレムの映画は全て見ることにしている。        Photo_3                                                                  ものがたりはNYの新聞社のインク係りとして働くクオイルは今まで何も良いいことのなかった人生を黙々と歩んできた男。一目ぼれして結婚した妻のペタルは、あばずれ、悪女で夫をいいように利用するだけで男と遊び歩いている。ある日、こちらも惨めな人生を送ってきた老いた両親が自殺し、その直後に妻のペタルが男とともに交通事故死、ひとり娘のバニーを少女売春組織に売り飛ばした直後のことだった。クオイルは間一髪でバニーを助け出し、長年 Photo_4 会わなかった叔母(父の妹)のアグニス(ジュディ・デンチ)とともに両親の故郷であるカナダの最北端のニューファンドランド島に帰る。                             

この島の海岸の絶壁に近くポツンと残る廃屋のような父や叔母の生家、長い冬が近づいてきており、海からの寒風を受けるこのあばら家での束の間の生活を切り上げ、3人は村に移る。                       

クオイルは島のミニコミ紙「シッピング・ニュース(港湾ニュース)」社(といっても社員は5人もいない)に雇われることになり、いつも海に出て魚釣りに夢中の社長ジャック(スコット・グレン・・この人のファンです。)を始め、個性的な?社員たち、村の酒場や食堂に集まる常連たち、そして夫に駆け落ちされ、智恵遅れの息子を育てながら小さな保育園を営むウェイヴィ、たちとの交流でクオイルも暗い過去を引きずる叔母も次第に心身ともに立ち直っていく。・・・                   Photo_6       

とくべつに何かが起こり、何がどう、ともいえるドラマが展開されるわけではないが、傷ついたPhoto_5 人間の再生が厳しいニューファンドランド島を舞台に描かれ、見る者も癒される映画だ。原作者アニー・プルーの「世の中の片すみで、厳しい自然と共存して生きる人々」を監督は穏やかに暖かく描いている。ラッセの作品に共通する「傷ついたり、人生の重荷を負ったり、孤独だったり」する人々への暖かい眼差しが最大の魅力だ。                           

ところでキャストの豪華なこと、今やアメリカを代表する性格俳優のひとりといってもいいケビン・スペイシーを主演にし、スコット・グレン、3人の名女優の共演(ジュディ・デンチ、ジュリアPhoto_7 ン・ムーア、ケイト・ブランシェット)は見ものだ。                            

とくにケイト・ブランシェットは最近では「バベル」でブラッピの妻役で見たけど、この映画・シッピング・ニュースでは前半の20分ほどの出演で下品でけばけばしいペタルを演じ、存分にその存在感を発揮していた。私は彼女の「エリザベス」(1998)で白塗りのエリザベス1世に扮した彼女を見てからすっかりファンになった。(これで一躍ブレイクし、アカデミー主演女優賞を獲得)どんなキャラクターもできるすごい女優さんです。Photo_9

年の暮れだというのに大掃除もせず

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もともと掃除は好きではなかったが、それでも年末は毎年1週間くらいの予定を立てて台所回りやガラス拭き、障子の張替えなどこまめにやってきた。今から思うとホントに自分を褒めてやりたいくらいだ。おせちも子ども時代の見よう見まねで一応作ってきたが、ここ数年はほとんどやめてしまった。「要は普段きちんとやってれば改めてすることないのよ。」とのたまう姉はというと、家中どこもかしこもぴかぴか、シーツにもアイロンをかけるほどの潔癖症?。似たもの夫婦(結婚して似させられたのかも)のダンナは毎日30分かけて浴室を磨き上げるという。                                                 

ところでずぼらで掃除嫌いの妹の私は(洗濯だけはなぜか好きではないけれど熱心で、人の着ているものを脱がせてでもする方なのだが)、今日は「ガラス拭きをする」と決めていたのだが、冷たい風でやる気を失い「ま、夏にしたからそんなに汚れていないし、春になってからでいいや。」ということにし、食料の買出しに出かけることにした。 今乗っているクルマ、面白みも何にもない実用に徹したクルマ。後ろの2枚のドアがスライディング式になっており、運転席のボタンで開閉できることと、後ろのトランクがドア式に開閉できるのが唯一気に入っている。              
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上の写真はいずれもうちのじゃありません。(お借りした写真です。)
荷物運びのため同行する予定の同居人が「午後1時からサッカー天皇杯のG大阪vs清水エスパルス戦に間に合わないかも」ということで、取り立ててどちらに勝って欲しいわけでもない私一人でクルマでコープに出かけた。                                

さすがに買い物客は多く「明日だったらもっと多いかも」と思いながら約10キロの食料(おPhoto_2 米、生鮮食品など)を購入した。店内をあちこちカートで移動するのも結構疲れる。         

今乗っているクルマは4年ほど前に2台持っていたのを(でかいセダンとリッターカーのマーチ)経費がかかるので1台にまとめたのだが、駐車場は自宅のカーポートが物置になってしまっているので近所に借りている。お隣のだんなさんなどはいつもピカピカに磨いているのにマイカーは雨ざらしで、ガラスもボディも汚れっぱなし。昔はいつもほどほどにきれいに管理していた同居人も私以上にズボラになってしまい「痴呆?」かもと疑ってしまう。乗せてもらうのも不安で自分で運転した方がよほど安心だ。クルマもやはりきれいにしたモノのほうが事故が少ないという説もあるのは、やはり運転者の心の持ち方が関係するのかも知れない。                      

さてガンバは中心の遠藤が抜け(黄色2枚で)中澤も欠場で、簡単にいえば殆どいいとこなしで終始エスパルスに押されっぱなしで3:0の敗戦。これはどうみても妥当なPhoto_3 結果だろう。それにしても遠藤ももう30才、彼一人にゲームメイクを頼っていていいのかいと思う。イグノも先発したが全くぱっとせず。(写真左:2ゴールあげた清水のヨンセン。写真下、終了間際で勝ち越し点を上げた鹿島のこおろぎ。)                              

この後3時からのFC東京と鹿島はやはり鹿島の勝ち。平山のオーバーヘッド・シュートで先制したが、マルキのいない鹿島にもやはり勝てなかった。しかし鹿島の「古い井戸水たち・・中田浩二、本山、小笠原など」を見ていると、このチームも今後の世代交代が難しかろうと思ったことだった。Photo_4             


ところでいよいよザック・ジャパンの「アジアカップへの船出」です。1月7日からグループ・リーグ3戦をカタールで戦う。ここで負けたのでは話にならないのだ。(負けないと思うけど)ともかくトーナメントでのオーストラリア、韓国とのバトルが本命。フォルツア、ジャパン!!。

フィギュアスケート・全日本選手権が終わって

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昨夜の「フィギュアスケート・エキシヴィション」は緊張感なしに見られて楽しかった。そもそも私は朝から久しぶりの頭痛ですっきりせず、鎮痛剤を飲んで午後は歩いて少し距離のあるスーパーに買い物(往復で歩数5000)、帰宅後もだらだらと気合が入らず夕食後は「フィギュア・エキシヴィション」を見て、少し韓国ドラマ(早く見ないと返却間に合わないので)を見て、それでも床についたのが12時を回っていた。                             

11時半頃までに就寝という決め事がだんだん緩くなってきており、改めて気を引き締めなおさねば。(それと間食とを)                                       

エキシヴィションはさすがに皆リラックスして滑っていたがやはり私のお気に入りの高橋大輔 クンと浅田真央ちゃんが良かった。大ちゃんのあの異色のステップ、パフォーマンスは恐らくだれにも真似できないものなのだろう。グランプリ・ファイナルで優勝したカナダのアレックス・チャン(だったか?)は完璧な優等生の滑りでも私は魅力を感じなかった。(とはいうものの、あくまでスポーツなんだから良しということなのだけれど)来春の世界選手権では、是非大輔くんに栄冠が輝きますように。                 

Photo_3 女子ではやはり真央ちゃんが良かった。安藤も一層成長して安定してパーフェクトな華麗さを見せたが、私としては真央ちゃんに3アクセルに加えて3ルッツ、3サルコウも成功させ、世界を制覇してほしい。彼女には他の選手にない +αの何ともいえない気品、エレガントさがある。そして中学生ですでに3アクセルを跳んだ10年に一人出るか出ないかの逸材なのだから。                          

噂では来春の世界選手権にはキム・ヨナも挑戦するとのこと(国際試合ひとつも出てないのに大丈夫なのだろうか)、楽しみが増えた。               


最後に浦和レッズの細貝がドイツ1部のレーバークーゼンに完全移籍、「育ててもらったレッズの厳しい時期に、何一つ恩返しも出来ずに出て行くことについては悩みに悩んだ末の決断だった。」と涙ながらの会見をして旅立った。彼ももう24才、MFの中堅としてレッズを率い、代表に定着するには厳しいドイツで鍛えられる必要があることは誰よりも彼自身が痛感しているだろう。一層強くなって4年後に帰国するのを待っています。怪我をしないで頑張って下さい。

私の「花遍歴」(その1)・・・「雪割草」

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小さい頃の田舎育ち以来、花を育てるのが一番の癒し。しかし多忙な生活、花どころではない家庭の事情などでどれほど多くの花を枯らしてしまったことか。

今日は小春日和とまではいかないが、うすい日差しがさし、寒風も吹いていないので朝から庭の花に肥料を撒いた。ともかく「ネコの額」よりも狭い庭では田舎の広々とした庭のように花の群落を作ったり、好き放題に植えつけたりはできないが、それでも「いい加減に増やすのやめたら」といわれながら次々と花遍歴を重ね、その都度コレクション熱に駆られてきた。(おカネと場所と面倒を見てやる時間がないので、いいあんばいにブレーキがかかりながら)

Photo_11  さて今日は「雪割草」。寒冷地に自生している花で「新潟県の草花」に指定されている由。今から春先まで新潟県では各地で愛好家の自信作の「展示会」が開かれたり、生産・即売農家めぐりの愛好家が全国から集まるそうだ。(写真上、左横、下はかって咲いていた我が家の雪割草)。銘花はなくごくふつうの標準花です。)                               

大阪は夏が暑すぎて雪割草の栽培には向かないが、それでも最近ではホームセンターに無名の安い花が1苗500円前後で売られている。狭い庭で場所を取らないのがメリットの花だが夏越しが一番アタマの痛いところ。              Photo_14

ところがこの花の愛好家ときたら品種改良(交配)を繰り返して「銘花」を作ったり、1株数万円もする花をコレ クションしたり、いやはやこういう世界もあるんですね。写真下の赤い花「常徳」株で5万円!!。                   
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たかが草花、枯れてしまったら万 事休すなのにヤフオクでも数千円~数万円の花がむしろ普通、沢山の人が入札しているのに驚く。(専門業者から買うより愛好家が株分けしたモノの方が割安)見れば見るほど素晴らしい「花芸(というPhoto_17 の?)」の銘花には心を奪われる。右の千重咲きの白い花は「白雪」。今、一番欲しい花だけど、手がでない。せめて千円代で落札できれば入手したいものだ。       

以前、無名のお安い花をヤフオクで落札し20~30鉢ほど育てていたのが、それどころでない家庭の事情や今夏の大阪の暑さでほぼ壊滅の憂き目にあい、「2度とこの花には手を出すまい」と決め、またここ数年は花の世話をするほどの心のゆとりを失うほど落ち込んでいた?のだが、「したいことはちょっと頑張ってでもしなさい」というDrのすすめで、ようやくほったらかしにしていた花々に注意を向け始めている。やはり「春には花が咲く」のがいい。(ここまで大株にするのが難しい。勿論我が家で咲いたものではないですよ。)             

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ところで最近ヤフオクで購入した雪割草の苗、ふたたび小さな温室に並べた。夏の暑さが難関だが、譲ってくれた新潟のアジョシ(ハラボジかも?)があれこれと対策を教えてくれているので彼の愛培品の分身を枯らさない為にも頑張らなければと思っている。(写真下:どなたかが手をかけて育てた銘花「紫式部」だろうか?)

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昨日はスポーツ観戦三昧・・・サッカーー「天皇杯」「フィギュアスケート全日本選手権」

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昨日はTV観戦したいものが沢山あったのに、ブログ更新にまたまた思わぬ手間を取られ(古い映画は画像探しが大変。つまり、殆どネットで探してもないということ。ちなみに無断借用させて頂いているのはすべてメディア及び公的なサイトで使用されているもの、個人の掲載されたものは転載ておりません。すみません。)11時前から書き始めて1時を過ぎてサッカー天皇杯準々決勝が始まっているのに同居人がうるさい罵声を浴びせかけながら観戦しているのを尻目に昼食も取らずに書き上げたのだが読み返してみると全く内容もスカスカの出来上がりになっていた。                                       

ところで先ず楽しみに待っていたフィギュアスケートの全日本選手権。真央が上手くいったの が何よりもうれしかった。彼女は従来の慣れたジャンプ(得点上不利な規定外)を修正するため、悪戦苦闘の日々だったがようやく昨夜、明るい展望が開けたのである。しかも佐藤コーチが「トリプルアクセル(世界の女子でも真央しか出来ない)は今回は安全を期して辞めておいたら?」と助言(何せ入賞しないと来年の世界選手権に出場できないという背水の陣)を振り切ってこれに挑戦、見事に成功したのである。                          

しかし、まだまだ真央はこんなもんじゃない、昨夜でようやく60%の仕上がり、ジャンプへのト ラウマを払拭していよいよ「世界の浅田」の地位を取り戻して欲しい。会場も観客全員が何か息をつめて祈るかのように真央の演技を見守っているかのようだった。       

安藤美姫もスローな曲でエレガントな演技に転向してこちらもパーフェクト。                                 

それと注目されたのがジュニアたちのシニア進出で若手が活躍した中で一段と目立った素晴らしい演技をしたのが庄司理紗、この人も15才に思えないダイナミックかつあでやかな滑りは将来の大物を予想させるに充分なものがあった。                      

男子陣はSPで首位を取っていた小塚崇彦が何回か転倒したものの優勝、羽生結弦も今までの男子選手には見られないタイプのエレガントなパフォーマンスが素晴らしかった。                        

しかし、私のお気に入りはなんといっても高橋大輔だ。彼は練習中の衝突事故などで磐石の 体調ではなかったにも関わらず、見る人を魅了してやまない豊かな表現力、音楽が身体に乗り移ったかのような変幻自在な踊りはモロゾフコーチをして「頭で滑ってっているのではなくハートで滑っているんだ」と言わしめる、世界一のスケーターだと思う。真央と大ちゃんのいない世界選手権など見たくない。絶対選出されることを期待しています。                   

次はサッカーの話。                    

☆ 元旦に国立で決勝が行われる天皇杯の4強が決Photo_6 まった。「清水エスパルズ、FC東京、G大阪、鹿島アントラーズ」。優勝したらACL出場権を得る大きなゲームだ。(写真右:宇佐美の決めたゴールを守り抜いたG大阪。)                                                    

☆ ザックジャパンが代表メンバーを発表した。李忠成が初招集、リーグ戦での活躍から見れば当然なのだが、まだまだ4年後の本番までに最低でも100人は試されるから是非定着を目指してほしい。                                            

☆ 中村憲剛が招集なし。さらに来年早々から始まるアジアカップはディフェンス陣の怪我(中澤、トゥーリオ、栗原、岩政)でちょっとヤバイが新メンバーの吉田麻也(オランダVVV)、槙野(広島)、伊野波(鹿島)、酒井高徳(新潟)の良い成長のチャンスだ。           

☆ 他の国のことといえばそうなのだが北朝鮮代表のチョン・テセが所属クラブ(独・ボーフム)に年明けの国際試合の招集を拒否された。理由は「招集の要請期間」を過ぎてからのクラブへの要請だったとか。まだまだ国際社会に不慣れなのかも知れないが、南アの際の第3GKの件(事実上不要な第3GKの替わりにFW選手を登録するという規約違反を行った)といい、今回のミスといい北朝鮮よ、しっかりせいといいたい。テセの不在では勝ち目はない。

クリスマスといえば思い出す・・・映画「若草物語」

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1868年にオルコットが書いた「若草物語」(Littlie women) はその後全世界の少女たちに愛読され、過去4回映画化されている。私はそのうち3回目、4回目の作品を見たが、内容はあまり記憶に残っていないのに最も思い入れが強いのは3回目の「若草物語」(1949)である。                                                    

”今は昔・・・”といおうか、それはもう記憶の奥底に沈んでしまっている中学生の頃、ある日終礼のときに先生が「今日、とてもいい映画見せてあげるから希望者はホールに集まりなさい。」といわれ、ぞろぞろと(殆どが女子)集まり観賞したのがこの映画だった。地方の小さなミッションスクールで中高全校で生徒数200人くらいの学校、私の学校生活で最も楽しい時代で(大学時代と並んで)、放課後、追い出されるまで殆どの生徒が学校に残ってなんかかんかして遊んでいるような学校生活だった。                           
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しかしかなり古びてスクリーンに映し出された映像のオープニングシーンから、私はすっかり Photo_10  この映画の虜になってしまったのだ。物語りの舞台はアメリカ・ニューイングランドのマサチューセッツ州・コンコルドという田舎町、雪に埋もれた街を次女のジョーが歩いてきていきなり自宅の庭のフェンスを跳び越すというシーン。ジョーは見事に失敗して雪の中に倒れこみ、窓から見ていた姉妹たちに気づくと、憤然とやり直し・・とうとう見事ジャンプに成功というシーンが今でも鮮やかに記憶に残っている。                               

ジョーに扮したジューン・アリスンは男の子のようなさっぱりとした性格、独特のハスキーボイPhoto_4 スでハリウッド女優の作られた美やセクシーさは微塵も持ち合わせない女優だった。父親が従軍牧師として南北戦争に出征した留守を守る母と4人の姉妹、それにお隣の豪邸に住む富豪の老ローレンス氏と孫のローリー、同じ町に住み姉妹たちのお金持ちの、しかし偏屈な叔母。原作と違うところは勉強は嫌いだがお洒落や社交界デビューは大好きという末っ子エイミーが3女にされており末っ子は原作では3女のベスになっているのはベス役のマーガレット・オブライエンが子役として超人気で、彼女の年に合わせて末っ子に替えたという事らしい。

Photo_6 エイミーはすごい美少女のエリザベス・テイラー、長女のメグはジャネット・リー。ニューイングランドの典型的なピューリタンの家庭で、母は厳しく娘たちをしつけ、ボランティア活動を行い、病弱のベスは貧しい家庭の病児の世話に行ってしょう紅熱にうつり、それがきっかけで数年後に夭折するのだ。                

ローリーのプロポーズを振ったジョーはニューヨークに出て作家修行、そこで知り合ったドイツ人のベア氏と結婚する。(ローリーはすでにエイミーと結婚)いまさらストーリーを記すまでもないが、この時期のアメリカのカラー映画に共通なセピア色の画面の懐かしさ、ジョーとローリーが散策する草原や林の美しさなどが途切れ途切れながら鮮やかに記憶に残った私にとって忘れがたい作品となっている。                                  

その後、ジューン・アリスンは「グレン・ミラー物語」でグレン・ミラーの夫人役で、これも大雪Photo_11 のクリスマスの夜に電話でプロポーズされるシーンが思い出される。長女役のジャネット・リーはヒッチコックの「サイコ」、直近では「刑事コロンボ」で出ておられたが数年前に亡くなられた由。

写真右:ジャネット・リー)娘のジェイミー・リー・カーチスは「トゥルー・ライズ」でシュワルツネッガーと共演、3枚目半のすごいたくましい長身の女優だ。エリザベス・テイラーは未だ健在、エイズ撲滅運動などで時々消息を読む。何せ古い映画なのでビデオ、DVD化もされていないが、思い出に埋もれたままにしておいた方が懐かしさが増していい。                        

1994年に公開された「若草物語」は私は好きではない。映像的にも、ストーリー展開でもぐっと進化したようではあるが、1949年版のイメージを壊しすぎて(これは人それぞれだから私個人の思い入れに過ぎないが)もひとつ入り込めなかった。                     
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ジョーのウィノナー・ライダーは完全なミス・キャスト。作家に憧れ後に夫と学校を立ち上げるPhoto_9 ような情熱やインテリジェンスが微塵も感じられなかった。母親役のスーザン・サランドンもミスキャスト。スーザンは好きな女優だが、ストイックなピューリタニズムの雰囲気ゼロ。母親がこの家庭のかなめであるだけにこのミスキャストは大きい。エイミーのサマンサ・マシスはリズのような美人ではないひと癖ある女優。個性的で好きだが、だからといって上流の夫人でありながら画家として生きる一面を見せるのは不自然すぎる。(原作では「絵が好きな少女」に「なっている。)ベス役のクレア・ディーンズは好演。この人は今後もっと大人の女として伸びて欲しい女優だ。(写真右:雪道を歩く4姉妹。右から2人目がウィノナ。)                                           

・・・ということでオープニング・シーンの”クリスマスに雪に埋もれたニューイングランドの田舎町”とジョー(ジューン・アリスン)は今でも鮮明に私の記憶に残っています。Photo_12

韓流にはまる日々・・・ホームドラマの一押し「がんばれ、クムスン」

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ここの所、DVDを見るまとまった時間があまり無いので、かなり前に見たホームドラマの傑作「がんばれ クムスン」。見た人は誰もが高く評価している、韓国でも高視聴率を取った長編ドラマである。(連続150回越えたと記憶)しかし、次から次へとダレずにはまり込んだ良くできたドラマだった。                                            

ストーリーをかいつまんで書くと・・・どこか地方都市で大学生の下宿屋を営んでいる叔母とひとり娘、近所に住むハルモニ(叔母の姑)と孫娘クムスンの4人は肩を寄せ合うように暮らしていたが、たまたまクムスンが下宿生ジョンワンとお正月の初日の出を見に出かけ、そのまま安宿で一夜を過ごし、たった一度の関係で妊娠してしまう。(下左からクムスンを育てた祖母ちゃん(ハルモニ)、叔母、従妹のクマ)                     

Photo_2 優等生のジョンワンは最初は逃げ回るがやはり誠実な若者、ソウルの自宅に帰り家族にクムスンと結婚したいと切り出す。末息子で優等生のかわいい息子が、田舎娘で教養もないクムスンと結婚することに両親は大反対、とくに母親(オンマ)は絶対認めず子どもを堕せの1点ばり・・すったもんだの揚句ようやく結婚が許される。                      

しかしジョンワンは大学に戻り、クムスンは花嫁修業ということで夫の実家に留まることを命Photo_3 じられ、毎日オモニム(姑)のしごきに耐えながら家事に明け暮れて1週間目、クムスンが買い物に出て町で道に迷いジョンワンに家に帰る道を聞く為に携帯電話すると、ジョンワンは心配やらクムスンに会いたいやらで先輩のクルマに同乗してソウルに戻ろうとして、途中でトラックにぶつかり事故死してしまう。あまりの突然の不幸と悲しみで呆然自失のクムスンをオモニムは「お前のせいで息子は死んだんだ」として家から追い出してしまう。(写真上:アボニムとオモニム、その下は義兄たち )

Photo_4 心配させまいとしてばあちゃんの家にも帰れず公園で野宿するクムスン・・夢の中でジョンワンが出てきて「嫁いだ家に帰ってこどもを育ててくれ」・・ということでとうとう泣きつくクムスンに折れた義父母はクムスンを家に置くことにする。姑(オモニム)に比べて舅(アボニム)は妻に遠慮しながらも一貫してクムスンをかばう。そして義兄のシワン(ソウル大出で銀行員)もクムスンに優しく頼りになる。もひとりの義兄(次男)テワンは軍隊帰りでぶらぶらしながら芸能界入りを目指Photo_18 す粗暴だが気はいい男。                                       

クムスンは出産してフィソンという男の子ができるがこの頃から美容師を目指して、夜も十分に眠らないほどの頑張りよう。夜明けに起きて青菜ジュースの配達をして資金を稼ぐ。

そしてオモニムが「子どもが成長するまで待て」というのも聞Photo_6 かず「それでは遅いんです」と見習いで雇ってくれる美容室を探し回り、応募しまくり、落ちまくり、ついに有名な美容室に見習い、低賃金で勤めることになる。(そこの店長がクムスンの頑張りを気に入って) (写真右:練習中のクムスン、先輩にいじめられてもこのチーム長がいい人でかばってくれる)                      

あるとき、患者に青菜ジュースを営業しに大学病院に行った際、駐車場でクムスンのバイクがクルマと接触、クルマの持ち主のジェヒという医師と知り合う。この医師がクムスンを「ヤー、ペチュモリ(白菜頭)」と呼ぶ傲慢な男。(クムスンは)ちりちり頭とセ ンスの悪い服装)、しかし偶然にクムスンの勤める美容室の店長の息子だった。Photo_9         

・・・その後、クムスンは次第に婚家の人々に家族の一員として認められ、愛されるようになり・・しかし美容室では先輩のいじめに会ったり、徹夜で美容テストの練習をしたり・・いやいやなかなかできることではない苦労をする。 

そういうクムスンにジェヒはなぜか心惹かれるようになり、美容室に押しかけて待ち伏せしたPhoto_11  り、食事に誘ったり。クムスンは迷惑なだけなんですが・・。写真左:美容室の前でクムスンを待つジェヒ、店で働くクムスン、いぶかしげにジェヒを見ているウンジュ(ジェヒに想いを寄せるお嬢さんで店の副店長)          

そうそう、クムスン・ファミリー(ハルモニ、叔母、従妹のクマ)がソウルに出てきて近くに住むことになる。ハルモニは可愛いクムスンが苦労しているのが可哀想で仕方が無く、孫を預かったりいろいろ助けてやる。   

そこに新たなストーリーが持ち上がる。実はクムスンの実母はクムスンの父(ソウル大出のエリート)と周囲の反対を押し切って結婚、そのため父はエリートにふさわしくない現場仕事で事故死していたのだ。ハルモニは自慢の息子を失くした悲しみと怒りを全てクムスン母に八つ当たりしたため、若い母はいたたまれず赤ん坊のクムスンを置いて家を出てしまっていたのだ。               

母(オンマ)はその後アメリカに渡り現在の夫と結婚して一女を儲けてしあわせに暮らしていたが重い腎臓病で透析の身、夫のチャン医師は妻や自分の家庭を守るために妻の娘を探し出したらこれが何とクムスンだったのだ。またこの夫はジェヒの勤める大学病院の教授でジェヒの恩師であるチャン医師だった!!写真のお嬢様は実はチャン医師の先妻の娘であった。(医師との間にできた末娘は未成年だから法律でドナーになれない)・・・ このあたりはさすがに韓国ドラマの本領発揮のものがたり展開ですね。(真相を知った祖母ちゃんは元嫁のところに押しかけて悪態をつきまくり、2度とクムスンの腎臓を欲しがるなと言い渡す。Photo_14         

チャン医師から腎臓提供を頼まれて悩みに悩むクムスン、怒りまくるハルモニ、(余計なお世Photo_12 話ながら)猛反対するジェヒ(写真右:クムスンに絶対腎臓を提供するなというジェヒ)            「捨てた娘の腎臓を貰うくらいなら死んだ方がまし」と泣いて拒否する実母。実は実母はチャン医師と再婚する際幼いクムスンを引き取る約束をさせていたのだが、チャン医師がそれを守らなかった。        

話が長くなってきたので、このあたりから超省略。腎臓は移植され、クムスンもようやくジェヒの真心を知って彼に好意を寄せ始めるが今度はジェヒとクムスンの結婚が大変な反対にぶつかる。(ジェヒのオンマ、クムスンの義父母が急先鋒で特にここにきてはアボニムが「結婚するならフィソン(孫)を置いていけ」の1点ばり。)                                   

さらに実母の義理の娘(チャン医師の先妻の娘)ウンジュがジェヒに横恋慕しているという山又山の険しい恋の道がはじまる。・・そして義兄シワンの結婚騒動の顛末→大学時代の片思いの人にめぐり合い、結婚に漕ぎ着けるのだが実は彼女はバツ一の上小学生の男の子の母親でもあったためいちばん期待していた息子だけにオモニムの落胆ぶりの大きさ。バツ一女は再婚の資格もないといわんばかりの世間の目。                        

Photo_17 さらに結婚後の同居(親の意向で)で家事万端をふたりのヨメ(クムスンと)に任され「これじゃ死んでしまう」と義兄嫁は食器洗い機やらその他もろもろの電化製品を購入して家事の合理化を図ろうとして姑の怒りを買うなど(私だって買うよ)、現実の身につまされる問題が提起されていて面白かった。また舅がリストラに会い、妻に隠して図書館通いするなども身につまされる話。(写真左:バリバリのキャリアウーマンだがバツ一のためオモニムの怒りを買う。合理的な考えの持ち主でクムスンの良き理解者でもある義兄嫁)                                                 

ジェヒ母の方は実はジェヒは妻ある男性との恋で生まれた子、シングルマザーとして苦労して医師に育て上げた、だけどクムスンはいい娘でも医師の妻の資格はない、厚かましすぎると言い放つのにに呆れた。そしてクムスンを引き取る約束をしたチャン医師は成長したクムスンを探し出してその腎臓を狙う「内臓ハンター」になるエゴイストぶり。それぞれが人間の弱み、本音をさらけ出すのも興味深かった。・・・というわけで最後はハッピーエンド「終わりよければ全て良し」で気持ちよく見終わったことだった。クムスンは結婚後も家事と仕事を両立させ、ソウルでは名の売れたカリスマ美容師になります。Photo_15

始まりはクリスマスイヴの夜・・・映画「恋に落ちて」

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ブログを書こうとしたら、NHKで「田中マルクス・トゥーリオ」の密着番組が始まり、そちらに時間をとられて今から超スピードで、今日のブログを更新。                     

Photo_2 映画「恋に落ちて」(1984・米)はロバート・デ・ニーロ(当時41才)とメリル・ストリープ(35才)の殆ど年齢的にはリアルタイムで演じた熟年の恋。有名な「マディソン郡の橋」よりずっと良かった。ニューヨークのグランド・セントラル・ステーション、ここからロングアイランド、ニュージャージー、コネティカットなど主としてマンハッタンで働く企業戦士たちの中高級の郊外住宅地に通勤電車が出ている。(ニューヨークの郊外通勤電車については知らなかったので、それだけでも驚きだった。)                                         

あるクリスマスイブの夜、それぞれにプレゼントを買う客で大賑わいのニューヨークのマンハッタンにある(実在する)書店「リゾーリ」。大きなプレゼントの包みや紙袋を持った人々でごった返す店で二人の客がぶつかって床に落としてしまったプレゼントをお互いに間違えて自宅に持ち帰る。                    
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Photo_3 男はフランク(デ・ニーロ)、建築技師として高層ビルの設計、監督の仕事をしている。女性はモリー(メリル・ストリープ)郊外の瀟洒な住宅地で医師の夫と二人暮し、自宅でグラフィックの仕事をしている。フランクは男児二人と家庭的な妻との幸せな生活、ガーデニングが趣味の妻のために買った本が、いつの間にかヨットの本に化けていて驚き、初めて書店でぶつかったとき取り間違えたことに気づく。(モリーも)                                  

モリーの父が病気で入院することになり、彼女はしばしば電車でNYの病院に通うことになり、ぶつかりあった二人はやがて電車に乗り合わせるうちに相手に気づき、次第に親しみを感じるようになる。               

帰りの電車を待ち合わせたり、フランクの建築現場にモリーを案内したり・・とうとう休日にデートをするまでに進展する。しかし彼らは互いに配偶者への良心の呵責もあり、あくまでプラトニックな関係以上には進めないのだが、フランクは良妻賢母で夫に敏感な妻に悟られてしまい別居、離婚になってしまう。(妻曰く「プラトニックな関係の方が罪が重いわよ。」)                                                  

Photo_8 モリーも又夫との関係が次第にギクシャクしていき、或る雨の夜、フランクから「長期に地方に赴任するのでもう会えないかもしれない。出発までに是非一度会いたい。」との電話を受け、夫の制止も聞かずにクルマを走らせ(同じ電車で一駅違いの距離)フランクの家(引越し準備も終わりガランとした部屋でタクシーを待たせて彼女を待つフランク)に向かうが、途中の踏み切り前で大雨の中クルマがエンスト、とうとう彼の出発に間に合わないことを悟り、会うのをあきらめる。・・・フランクは彼女が意図的に来なかったと思って赴任先に向かう。                                         

1年後、同じイブの夜、フランクもモリーもなぜか自然に「リゾーリ」に足が向かい、ガーデニPhoto_5 ングやヨットの本の並ぶあたりで再会する。しかし、ふたりはお互いに相手が離婚してしまったことを知らない。互いに短い言葉をかけあって別れ、人々でごった返す街に消える・・・がフランクは1年後も変わっていない自分の気持ちに素直に行動することを決意、モリーの去った後を追う。モリーは夫との離婚後も元の郊外の家に住んでいたのだ。最終電車に彼女が乗った最終電車に間に合い、込み合う電車の車両から車両を探し求めるフランク・・・・そしてとうとう二人は本当の再会を果たすというハッピーエンドで映画は終わる。                             

ネタバレまで書いてしまったが、マンハッタン族の住む郊外の住宅地、グランドセントラルステーションから出る通勤電車、ふたりがデートするNYの街、フランクが「ウォール街というのは昔ここがオランダの植民地だったのをイギリスが奪ったとき、オランダは防壁(ウォール)を築き抵抗したんだよ。」と歴史の勉強もできる素敵な映画です。                                                

デ・ニーロ、スレンダーでイケメン、こんな素敵な男性に会えたら通勤電車も苦になりませんね。(下:瀟洒な郊外の住宅地、その下郊外電車の中、みんなニューヨークタイムズとかウォールストリートジャーナルを読んでいるそうです。)Photo_6 Photo_7

今日もまたサッカーの話・・日本プロサッカー選手会のJFAへの要望を全面的に支持する

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日本プロサッカー選手会(JFPA)藤田俊哉会長は12月21日に弁護士立会いのもとで日本サッカー連盟(JFA)会長の小倉純ニ氏と会見し、次の要望(待遇改善の)を行った。       

① 代表戦(国際親善試合やアジアカップetc)の勝利給を現在の10万~20万円を欧州並みの100万円に増額する。(出場給Photo_2 はない。)             

② 代表選手への肖像権料の分配                                 

③ 代表戦での故障時の保障                                    

④ Jリーグでの年金制度の創設。                                  

これらの要求はすでに古くはフランスW杯の頃から選手の間で高まっており、10年以上もうやむやのままに放置されてきたものだ。                               

① 日本代表に選ばれる選手たちへの報酬は現在、日当が1日1万円。試合に勝てば1試合につき前述の10万~20万円の勝利金。JFAの年間予算は大体150億、欧米の他の国々の連盟予算と比べても決して少ないということはなく、むしろ平均以上ということだ。例えば日本よりカネの無い韓国でも代表試合の勝利金は平均30万円で日本より高い。       

南アの時、ベスト16の韓国の報奨金がひとり1200万、日本200万だったというから日本がよほど低いのがわかる。(FIFAから日本には1000万ドル(8.3億)配給されている。)この選手への分配は他国に比して余りにも低いのではないかというのも選手会の見解だ。     

② 肖像権料というのは代表選手としてのグッズ、ユニフォームなどに使われる写真代やTV放映金などで、これは全額JFAに入り、選手へは分与されないばかりか、今回その使用範囲が広げられたことにも不満が広がっていた。                           

③ 国際試合で怪我をした場合はその後の治療、補償などは一切所属クラブに丸投げされているのが現状であるばかりか、長期の怪我でリーグ戦に出られない場合、年俸の減につながるどころか治療費すら自前のことも多いのだ。(選手の年俸は基本は出場試合数によって決められている。)先の親善試合(対韓国)で骨折した駒野はその後3ケ月休場、少なくとも12試合は公式戦に出られなかったわけだ。                           

一方、イングランド代表のオーウェン選手が2006年代表戦で全治5ケ月の怪我を負いチームを離脱した際、イングランド・サッカー連盟はオーウェンの治療費、年間の給与保証(もし彼が全試合に出ていた際の給与を推定)を行っている。                             

12月22日の2回目の会合での小倉会長の回答はニベも無くこれらを拒否。(ただし、年金制度については前向きに取り組む。)藤田会長の『改善がなされなければ、場合によっては国際親善試合ボイコットもありうる。』との発言に対して                                 

『 ボイコットするならどうぞ・・・好きな人だけで試合をやればいいですよ。』と応じた。 このあまりの選手への心ない発言をした小倉会長は、もともとサッカーに関してはずぶの素人。協会内部の学閥主義で担ぎ上げられた人物といえなくもない。                            

サッカー選手は家族を抱え、絶えず怪我で選手生命を絶たれる恐怖と紙一重に頑張っているのだ。「代表に呼ばれる名誉以外に何が欲しいんだ」といわんばかりの会長の無知無理解にはあきれてモノもいえない。その癖JFAは口うるさく「世界基準のサッカー」を標榜しているのは、自分たちの名誉のためなのか?本気で世界基準を求めるならば選手の待遇も世界基準にするべきであろう。代表試合の勝利を求めるなら選手がモチベーションを高めるだけの手当てをし、怪我をしてもオーウェンの場合のような保証をするべきだ。                                                 

最後に12月18日、この件について中澤佑ニ戦手(横浜Fマリノス)がトークショーでつぎのよう にコメントした。「次世代のために絶対勝ちとらなければならないと思っています。・・この状態を、日本代表を目指す子どもや若者たちにそのまま引き継がせるわけにはいきません。・・日本協会が動かないようなら、僕ら選手ができる最後の手段はそれ(ボイコット)しかない。・・試合では何としても勝ちたいと必死で頑張ってきた。みんな人生をかけている。だから納得いかないこともあり、疑問を持つようになった。・・。」                     

来年の早い時期にサッカー選手会は正式に労働組合になるということだ。日本のサッカーを国際基準に進化させるために、一サッカーファンとして心から応援します。

デブラ・ウィンガーを探して・・・ハリウッド女優たちの生きる道

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「デブラ・ウィンガーを探して」(2002/監督ロザンナ・アークエット)・・この映画は完全なドキュメンタリータッチで、ストーリはなし、34人のハリウッドの女優たちがインタビューに答えてカメラに向かって話をするという形式を取っている。監督も自らが女優のロザンナ・アークエット(「グラン・ブルー」「パルプフィクション」etc)。                            

テーマは「映画業界で働く女性(全員が著名な女優)たちの抱える悩みや問題を赤裸々に語る」。                                                    

デブラ・ウィンガーという女優は知る人ぞ知る、リチャード・ギアとの共演「愛と青春の旅立ち」Photo_4 (1982)でトップ・アイドル的スターに躍り出た後、数本の映画に出演し1995年に忽然と映画界から姿を消した。                                           

監督ロザンナはその後のデブラを探しながら彼女の消えた理由を明らかにする為に、34人の女優たちに丹念にインタビューをし、彼女たちが普通の働く女性と同じ悩み(子育てや家庭生活との両立)を持ち、さらに老いへの恐怖を抱いている心の内を語らせる。                

ハリウッドでは40才を過ぎた女優には殆ど今までのキャリアに見合った仕事は来なくなるという。デブラ・ウィンガーは女優をやめその後は子育てと主婦業に専念、社会的にはさまざまな奉仕活動の類で充実した人生を送っている(当人曰く)姿が紹介されていた。                 女優という仕事はキャリアアップをあきらめるとき、デブラ・ウィンガーのように映画から去るしかないのか、またはボトックス注射でしわを取り仮面のような容貌になり、さらに若返り整形を繰り返してバケモノみたいになってしまうのか。                    

女優は「男性の求める若く美しい商品」でしかなく、その商品価値を失えば捨てられてしまうのがハリウッドなのだ。人間はいつかは老いるものであるというのに。考えて見ると(とくにハリウッドという所は)「人間としてさまざまな人生の時期を生きる女性たち」を多様に描く優れた映画が殆ど作られていないという事実に突き当たる。男性の老優を主役にした優れた映画は多々あるけれど(「グラン・トリノ」「アバウト・シュミット」etc)                  

Photo_5 しかしながら老いた女優を真ん中にすえた映画は非常に少ない。・・メリル・ストリープ、スーザン・サランドン、ダイアン・キートン、シャーリー・マックレーン、老いて役を演じているのはこの人たちしか思い出せない。       

それらにしても例えばメリル・ストリープの「プラダを着た悪魔」、この映画でキャリアウーマンの編集長が見せるみじめな素顔はまだまだ演技内の老い、自然体の40台ではないし、もともとこの映画自体が今もっともシュンの女優であるアン・ハサウェーの映画であるのだ。最近見たうちで、ダイアン・キートンが年下のキアヌに恋される「結婚適齢期」もスーザン・サランドンの「エリザベスタウン」のイカした母さんも、その年代の女性たちの現実をまともにに捉えたものではなく「演技されたきれいな老いの像」だと思った。言い換えれば「実在が実感されない女性たち」とでもいおうか。                                

・・と悪口ばかり書いてきたけれど、イギリスにはちゃんとしPhoto_6 た生身の女性を実感させる映画があるのである。例えばジュディ・デンチの「ラベンダーの咲く庭で」・・これはふたりの老姉妹の住む家に若い青年が迷い込んできて、ジュディ演じる老女が少女のような恋心を燃やすというお話・・ジュディはまさにイギリス女優の大御所で「あるスキャンダルの覚え書」「ヘンダソン夫人の贈り物」などは主役級、その他「恋に落ちたシェイクスピア」のエリザベス1世、「つぐない」「プライドと偏見」などでもちょっと出ただけでもすごいオーラがある。(写真右)             
(写真最下:「ラベンダーの咲く庭で」)

さらにヘレン・ミレン、彼女は「クィーン」ですでに取り上げたが「ゴスフォート・パーク」でも主役級、イギリスでは女性の年齢を云々しない秀作が多く作られているのです。       
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「秘密と嘘」(1996)のブレンダ・ブレッシン、50才にして主演。この映画はカンヌで最優秀賞を取った秀作である。(ブレンダは下の写真の左側) Photo_9                                            

「デブラ・ウィンガーを探して」の中で『50才になっても60になっても”お前に出て欲しい”といわせるわよ。』と元気に言っていたウーピー・ゴールドバーグも去年、引退を表明。私の好きなロビン・ライト(すっぴんでインタビューに出ていた)は離婚した夫のショーン・ペンがますます活躍する一方、まともに映画に出ていない状態。・・・ハリウッド映画はこんなことしていたらますますだめになってしまうことだろう。ファンはロビン・ライトやデミ・ムーアのア・ラ・フォーの映画をもみたいのだ・・とここまで書いて最近のロビン・ライトのフィルモを調べたら2009年「50才の恋愛白書」という映画が作られていた。共演はキアヌ・リーヴズ、ウィノナ・ライダーだという。期待期待。Photo_11

つれづれなるままに・・・今日は散策日和

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このところブログの更新に時間を使いすぎるので、目の疲労が身体全体の疲労感になり、よろしくないので「毎日、更新するならごく短文にすること」「大風呂敷を広げるならば出来るだけ裏を取らなくてもすむようなテーマを選ぶ(とはいっても書きっぱなすわけには行かないが)」と決めて、昨日と今日は午後ウォーキングに出かけた。                   

昨日は8000歩、今日は5000歩。今日は少し遠方のスーパーに買い物に出かけただけなのだが、昨日はクリフトン・ナーセリーを目的地に決めて行った。(写真上の大通りをひたすら歩いて)                                                  

私の住む町はかって「東洋一のニュータウン」と銘打って日本住宅公団が造成したベッドタウンだ。。戦前は陸軍大阪砲兵工廠の所属「火薬庫群」が半径十数キロに及ぶ丘陵に立ち並Photo_20 んでいた。広大な丘陵地帯が波状形に起伏しているため「誘爆を避けるのに有利な地形」だったためである。しかし各火薬庫は数回の爆発事故を起こしており、なかでも1939年の「禁野3号庫」の大爆発は周辺の住民に100名近い犠牲者(死者)を出し、数百の民家が破壊される惨状だったという。現在、爆発地は「平和ロード」として記念碑が立っている。(左写真が爆発時のモノ、右下が「平和ロード」とされている現在。)Photo_30

                                        

戦後、この跡地に自衛隊の駐屯地を設置するという国の方針は市民の大反対で頓挫、替わりに住宅公団の大ベッドタウンになったのである。            

我が家は丘の上にあるためバス・ターミナルまではラクラクと降りていけるが「行 きはよいよい、帰りは怖い」で買い物の荷物などを抱え て丘を登るのは地獄である。散策用に出来るだけ平坦なコースを選ぼうとしても、どこを歩いても「上がったり下がったり」が必ずスパンの長短に関わらずついて回る。                 

さて昨日は一路、写真上・見出しの通称・さくら通りを約2.5キロ歩いてナーセリーに行ったわけだが、クルマでは苦もない平坦に思える道路が、これほどしんどい上り坂になっているとは・・人間の足は正直に坂に抵抗しつつ疲労度を増してくれる。                                  

短い秋は終わり、季節はすでに初冬、けやきはほぼ葉を落とし、さくらも落葉が始まっている。                   
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以楽園(写真上:わが国有数の造庭家である重森三玲(みれい)氏が湧き水だけを利用して作った池泉回遊式庭園)を過ぎて、1号線をくぐると新しくできた「パルコープ」の店が見えてくる。我が家の食料はここで週一回程度まとめ買いをし、不足分は近くのスーパーで買い足すことにしている。何せ出資者(会員)だし、生鮮食品はすべて産地が明らかで買いやすい。ポリ袋は全くくれないのでおのおのエコバッグや買い物袋を持参する。              
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「そんな ことぐらいでエコにどれだけ効果があるの?」という向きもいるが、スーパーのポリ袋は国内での年間消費量約4.5億枚というから驚く。石油製品なので焼却時に高温を出すし、最近の袋はダイオキシンを出さないように作られているとはいうものの、よほどの高温焼却をしないと発ガン物質のベンゼンを出す。色つき、模様つきの袋はダイオキシンも出して大気や地下水(ひいては海)を汚染する。また、水辺に散乱して、クラゲと間違って胃袋に詰め込んだ海がめが死んだり、他の水生動物にも被害が及んでいることは既に報告されている。買い物袋持参は単なる自己満足かもしれないが、コープにくると他のスーパーで多用されているポリ袋を見ないだけでもホッとすることは確かである。                 

しばらく歩いて左折、パークの正面ゲート前に出来た新しい道路に入りそのまままっすぐ私Photo_26 鉄の踏み切りを越えるとナーセリーがある。ここは世界でも有名なバラの品種を数多く生み出しており、それらには「嵯峨」「まいこ」「衣笠」・・など京都に関係深い名前がつけられている。                       

季節外れで、バラはぽつぽつとしか咲いていなかったが、冬の大苗が沢山並んでいて、客も必ず来ている。パンジーや正月用の寄せ植えの花々なども多種売られている。      

会員サービスとしてに来年度のカレンダー(きれいなバラの写真の)引換券が数日前に送られてきたので持参したら「もう無くなりました」とのこと。いったい何部準備したんだよ、1週間も経たずに終わったとは人をバカにしているにもほどがあると抗議した。(ここまで言い過ぎ Photo_33  はしなかったが)他のお客さんも怒っていて店員さんは謝るばかり。 (下のバラが咲いていた。イングリッシュローズの「プリティ・ジェシカ」。ジェシカとは「ベニスの商人」に出てくるシャイロックの娘の名前です。             
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今はこのナーセリーで買わなくても、ここのよりずっと健全で品種も多い株を持つショップ(生産業者がネットでいくらでもあるから・・と腹を立てながらバスで最寄まで帰ったことだった。所要時間2時間の散策だった。駅のターミナル広場やあちこちできれいなダリアが咲いていた。ダリアは秋の方がきれいに咲くのは本当だ。我が家では夏に暑さでろくに咲かなかったので来年は秋に咲かせて見よう 。  Photo_34                                 

ラッセル・クロウという俳優・・・役へののめりこみようの凄さに感動すら覚える

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毎日新聞12/17日付・朝刊「シネマノート」・・リドリー・スコット×ラッセル・クロウ・・(若狭毅記者)を読んだ。氏は今、上映中の上記ふたりのコンビ(監督と俳優)による「ロビン・フッド」を観て「映像を大切にするR・スコットのさすがに素晴らしい戦闘シーン」を称賛したあとで「自分が見た彼らの映画の中で一番のお気に入りは大人のラブストーリーである『 プロヴァンスの贈り物 』をあげていた。そこで今日は私も嫌いではないラッセル・クロウについて。(「ロビン・フッド」はブログ主は未見 )   

ラッセル・クロウはニュージーランド出身のいかにも草原(というより乾燥した荒野)から出てPhoto_2 きた匂いを持ったような俳優だ。しかし実は幼時に両親の仕事の都合で北欧から移住したとの事。オセアニアの風土は人間を短期間で大地の匂いに染め上げるほど強烈なのだろう。彼を初めてみたのはシャロン・ストーンが抜擢したという「クィック&デッド」(1995)の元ガンマンの牧師役。殆どセリフがないのに哀切で男っぽい雰囲気のチャーミングな俳優だと思った。                                                    


次に見た「L..A.コンフィデンシャル」(1997)で彼は見事に?そのイメージを変貌させていた。(写真後列)

10キロ以上は増量したと思われる巨体で私を驚愕させたのだ。この映画は「クライム・サスペンス」ものというより1960年代頃のロス警察内部のさまざまな刑事たちの葛藤、腐敗、汚職などにむしろ焦点をあてたところが面白く、第一級の娯楽作品Photo_3 に仕上がっている。ベテラン俳優たちがしのぎを削って演技している中で、彼はむしろ”演技ベタ”が逆にはまり役となった感じの”頭はカラッポの暴力刑事・・しかし幼い頃の母の苦労から、女にDVを行うヤツは誰であれ逆上してボコボコにする”刑事役で強い印象を残している。             

その後「インサイダー」(1999)では実年齢より20才以上上の中年太りの研究者(20キロ増量)、「ビューティフルマインド」(2001)では実在する、ノーベル賞受賞の学者ジョン・ナッシュを熱演(大学時代から老年まで)。                                                  
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実在するナッシュ博士が統合失調症を長く患い、老いて学内を彷徨する姿から「ハーバードの幽霊」と呼ばれた姿(演技)はまさに鬼気迫るモノがあった。                

 「プロヴァンスの贈り物」(2006)は企業戦士が叔父の死後プロヴァンスに帰って人生を生き直す話であるが、私は若狭記者がすすめるほど映画としては面白くなかった。(この手のモノは掃いて捨てるほど作られており、もっとよく出来た作品が他にあるから)この映画でもラッセル・クロウは背広がはちきれんばかりに太っており「企業戦士ならも少し細めの方がいいんじゃない?」と思った。                                        

しかしラッセル・クロウの役作りの熱心さはすごいと感心する。イケメンなのにどんなに醜く作Photo_5 っても全く気にしない。(のであろう。)もっとも素晴らしかったのは「ビューティフルマインド」のナッシュ博士。映画自体が複雑・サスペンス調に作られているので(彼の妄想が「事実のストーリー」として映画が進行したり、妄想の中の架空の人物が「実在する人物」として観客が見るなど)そちらの方で映画に引きずりこまれるのだが、やはりラッセル・クロウのナッシュ博士の名演技がないとこの映画はつまらないものになっていたと思う。またご本人や家族が実在されていることの配慮も多々あっただろう。                   

追記① リドリー・スコットといえば映画作りの名人(職人?)。ハリウッド資本の要求に応えPhoto_7 て 自在にストーリーなども変更するがそれなりに面白く出来上がるのが名人たる所以。私はあまり好きではないけれど「ブラックレイン」(健さんと松田優作が出ていたのと、大阪の町がまるで無国籍のアジアン風に撮られていた)のは面白かった。高尾慶子さんという人が長年イギリスに住んで書いたエッセイ 「イギリス人はおかしい」(文芸春秋社)は痛烈なイギリス批判もさりながら3年ほどR・スコット家のハウスキーパーをしていた経験談(暴露モノ?)も含まれており、R・スコット氏の知られていない一面がわかり興味深い本です。

追記② ラッセル・クロウのフィルモグラフィを改めて見て驚いた。彼の映画初出演は「アンボンで何が裁かれたのか」(1991・オーストラリア映画)だということ。           

随分前に同僚から「是非観て」と貸してもらったビデオで見た。太平洋戦争にオーストラリアが連合国側で参戦していたこと、日本軍はオーストラリア軍を南太平洋で阻止する為にグアム、サイパンなどの島々に大軍を配備、その殆どが飢餓と疫病で「玉砕」したことは知っているが、その時期アンボン収容所(インドネシア)に532名のオーストラリア兵捕虜を収容、1945年終戦時には132名しか生き残っていなかったという。                                    

この収容所での捕虜虐待をめぐる「現地での戦争裁判」の実録をもとに忠実に忠実に映画化された、まさに隠れた名作だ。「命令した上官に罪があるのか、実行犯にか」という問いかけ(名目の最高司令官である皇族・宮家が収容所を訪問するシーンまである)、極限に追い詰められた兵士たちの国籍を問わない行動、など決して「日本の侵略戦争を裁く」というスローガンだけの映画になっていない秀作。しかしラッセル・クロウがどこに出ていたのかは全くわからない。Photo_8

幻滅に続く幻滅・・・菅内閣の税制改革など

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過日私鉄の駅前からタクシーに乗ったとき、歩道橋から見下ろした駅前広場は何重にも並び、客待ちをしているタクシーで埋まっていた。タクシーに乗り込んで自宅に向かうまでの運転手さんとの会話で「駅前のタクシー、増えましたね。」というと「そうなんですわ。規制緩和で、ロクに洗車場も運転手の休憩室も無い小さいタクシー会社がここらへんにも仰山できて、客の取り合いで商売が大変、売り上げも減っています。」とのこと。そしてそのつけは運転手(過労やストレス)の安全運転を妨げ、ひいては客や歩行者の安全をも脅かすことになるのだなあと心の中で考えたことだった。                                                                  

Photo_2 タクシーから自宅に向かう大通りの小さなビルに「ベビー保育室」とカラフルな文字がガラス窓に貼られた窓がある。こちらも最近増えに増えた「無認可保育所」だ。「公立保育所」の待機幼児の解消のために規制緩和がすすんだのだ。従来も「企業内」や「大学職員のこどものための学内」の無認可保育室などがあったが小さなビルやマンションの一室を借りて「定時の保育のみならず、一時預かり、深夜預かり、お泊り」などをオプションとして行うところが多いとのことだ。                                                                                                    

無認可保育所(認可外保育施設)とは児童福祉法の保育所の基準に該当しないが、行政に存在を?認められている保育所で、定期的に行政の監査、チェックが入り、保育士も正規の有資格者でなければならないことになっている。しかし、劣悪な環境、保育士の待遇の悪さ、人数の少なさなどから、こどもの生命にかかわる事故が絶えないのが現実である。     

少し前の夕刊に北海道大学の児童教育専門の教授(お名前失念)が書いておられた記事に共感した。『公営の保育所の民営化がすすみ、こどもにいろいろなしわ寄せがいっている中で、ひとつ指摘したいのは「こどもの虐待」を見逃すこと。民営や無認可保育施設の保育士がいくら個人的に良心的であっても勤務システム(めまぐるしく入れ替わる時間勤務や低賃金・過重労働など)がひとりのこどもの家庭環境を含む情報を知る機会を奪い、子どもの健康状態の変化にも目を向けることができない。社会が子どもを見守るということが希薄になっていくことが子どもの命を救えないことにつながりかねないのだ。』 こどもの虐待被害と保育園の民営化への動きを結びつけた貴重な記事だった。                    

菅内閣は最近「子ども、子育て、新システム」と称するプロジェクトを推進しようとしている。詳細は殆ど不明(未発表)ながら「保育園、幼稚園」を「子ども園」として一体化し、保護者の就労、非就労に関わらず”子育てのセンター”にしようとするものらしい。保護者の多様なニーズに応じて「一時預かり、深夜預かり」なども行い、利用者は行政とではなく当該の子ども園Photo_4  と利用契約を結び、自治体は保護者に保育料の個人給付するというのが従来との大きな相違点だということだ。             

つまり、悪くすれば自治体が保育事業を民間に丸投げすることにもなりかねない制度。各自治体は「現・待機児童数」を把握することも無く、利用者が例えば上積み保育料を要求されたとしても知ったこっちゃなく、保育内容、施設のチェックも形骸化するだろう。政府がまだまだ詳細を発表していないにも関わらず、「子ども園は今後の大きなビジネスチャンス」とすでに一部の経済誌が書きたて始めている由。
(写真:我が家の近所の公立保育園。公立保育園の存在は私立保育園に対して「施設、保育基準の高さを示す」ためのお目付け役的存在になっている。)                     

OECD30国中、ひとりの子どもに使われている公金の額は日本はビリから2番目だという。(ビリは韓国)本気で子ども園を子育てのセンターにするなら「まず大規模な予算措置の目処をたててから。企業のビジネスチャンスにするな」と、全国の保育士の組織の主張がどこかに載っていた。                                                   

最後に法人税5%(7000億)の引き下げについてである。経団連の長年の悲願を実現したとして菅内閣は自動車連盟会長何某から「その手腕を称賛された」とのこと。しかし100歩譲Photo_5 って菅氏が財界に要望している「企業の国際競争力を強めて労働者の給料をアップすること。法人税が高いとの理由での企業の海外流出をやめること。そしてなによりも雇用促進に最大の努力をすること。」は今のところ殆ど無視されているのに近い。(写真上:財界への申し入れ、写真下:大企業の海外移転後の跡地) Photo_7                                                 

さらに数字だけで見ると日本の法人税36%(約)は諸外国に比べて(一番低いスウェーデンが28%・約)高いとはいえ、さまざまな控除(減税)があり(所得税額控除、外国税額控除、研究開発費控除などなど)、大企業ほどこの控除よる恩恵大で(とくに研究開発費控除が大きい)、昨年の法人税はトヨタ・30.1% ホンダ・24.5 パナソニック・17.6 ソニー12.6%と決して高いとはいえない。さらに日本の企業利益の「社会還元率」(スポーツや文化を支援したり施設を増やしたりして国民の健康で文化的な生活の向上にまわす)は先進国中でも低い方といわれている。                                              

そうなると企業の法人税の引き下げ分は何十兆といわれる「内部留保」をふやすことになるだけなのか?ましてや今後一般庶民には「健康保険料、介護保険料、自動車税、消費税」などの値上げが目白押し、このまま行けば、先進国での最悪の「高負担・低福祉・低社会保障国」に」なってしまうことだろう。「子ども園」構想も今のところ何の予算の裏づけも考えられていないとしたら、さしずめ「絵に描いた餅」どころか「子ども地獄」になってしまわないことを願うばかりだ。                                               

Photo_6 追記:韓国では李大統領の大企業保護政策(サムスンの法人税10%そこそこ)は世界に韓国企業を飛躍させた一方、工場の海外流出はとまらず、若者の雇用は最悪(ソウル大出ても50%前後)、社会保障制度も進まず、この6月の統一地方選で李大統領のハンナラ党が大敗したのも世論の不満の現われであるともいえる。(写真:辞意を表明したハンナラ党の鄭副党首)

ひねもす眠る我が家のネコ

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今日は一日中所用で出かけていたのでPCに向かう時間がなかったため、8月のブログ開設以来初めてお休みにしようかなと一瞬思ったのだが(熱心な訪問者もいないだろうに)こういうところに割合い拘るところのある私、そこで10分で書ける記事。つまりすぐそばにくにゃくにゃになって惰眠をむさぼっている我が家の愛猫ウーピーを登場させました。(写真上)        

Photo_3 我が家には過去7匹のネコがいて(ウーピーを入れて)、現在ではウーちゃん以外はすでに天寿を全うしています。その間、まだまだ手術は早いと思っているうちに生まれてしまった子猫が(ノンちゃんという母ネコから)合計2度の出産で11匹、いずれもミニコミ誌やペットフード屋さんに広告を出させてもらってそれぞれに養子に出し、引き取り手のない2匹(クロベーとヒナコ)が我が家で一生を終えました。                            

ウーピーは今年で13才、高校の門前に親子s数匹で捨てられていたうちの1匹です。毛の色が濃淡まだらで見栄え悪く、性格は凶暴、そのくせ気は小さい。最後に我が家に来たネコですが、すでに先輩ネコが6匹もいる中に入ってさぞストレスきつかったことだろう、全然鳴かないので「鳴く事の出来ないネコ」とばかり思っPhoto_6 ていた。だけど音は聞こえるようだし、他のネコたちが「ニャアニャア」とエサやおやつをねだると、いちはやく馳せ参じておこぼれに与るので一時体重は5キロ近くになりました。(写真:グレーのネコがウェンディ、アボジがペルシャなので美人です。裏の家の裏階段で生まれたうちの一匹。後ろはパタポン、生まれて半月ぐらいで捨てられて町内をさまよっていた。右前がウーピー。)3匹に減った頃。   

予防接種に連れていくと、ウーピーだけは先生に「フーッ」と威嚇するので「お前みたいな、医者に吹くネコ初めてやぞ。」と言われ、クルマで連れて帰ったとたん玄関で「はあはあ」と過呼吸?ほんとは余程病院が怖かったんですね。若い時は2階のベランダから木や屋根を伝って出入りしていたけれど、さすがに寄る年波、玄関や1階から「出たい」と意思表示します。  

ここ2~3年くらいで、ウーピーの天下が来てから普通に鳴くようになり「アンタ、やっぱり鳴けPhoto_7 たんやね。」といわれています。同居人の唯一の親友?で夜寝るのも一緒、昼間、書斎の椅子に座っていると必ず膝の上に座り込みます。ブログ主は単にエサをくれるだけの生きモノと割り切っており、一切近寄らず(ノミを探したり、薬を塗ったりイヤなことをされるので)、TVの前にいると遠回りしてわざわざTVの裏を通り過ぎます。(T_T)                              一番長寿だったパタポン(写真の白いネコ)が23才まで生きたので(先生に3万匹に1匹の幸運なネコといわれた)、それから考えるとまだまだ元気に年を重ねそうです。以前、職場の人が「そんなに沢山のネコが家から出たり入ったりして、その都度足を拭いてやるの?」と聞かれたので「それを気にする人はネコは飼えませんね。」と答えました。                  

我が家のネコは近所を自由に放浪して、さぞや迷惑をかけたことだろうと心苦しいですが、夜は全員家に帰ってきて寝ました。ペットショップで買った高価なネコは1匹もいません。全員、捨てネコを連れ帰った(見過ごせず)方たちで、純血種にありがちな病気も殆どしない手のかからないネコたちでした。ただし、ネコは多くが腎臓が悪くなって死ぬことが多い。(先生曰く「ネコのルーツはシリア、中東の乾燥地帯なので少ない水で生きてきた。だから今でもそのDNAが組み込まれていてあまり水を飲まず、腎臓に負担がかかる。」)                             

我が家でもクロベー1年、ヒナコ半年、2~3日に一度点滴(透析がわり)に通ったあと亡くなりました。医療保険がないので合計軽自動車一台くらいは悠に買えるお金を使った。ネコだって家族なんですから、そうせざるをえない気持ちになるのです。(先生の話では8年通っているネコもいて飼い主さんの方に感心したとおっしゃっていました。そのネコは若くて、病気も軽快していったそうで す。)ウーちゃん、いつまでも病気しないで元気でいてね。(ニャーン、私はもう寝るよーん)Photo_5

イ・ドンウクがますます素敵になった・・「パートナー」

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ドンウクssi入隊直前に撮ったドラマのひとつ「パートナー」(2009)、ようやく7、8巻が入手(レンタル)できて見終わりました。ひとことでいうと「ドンウク、素敵になったなあ」というのが何を差しおいてもの感想。「マイガール」での少し荷の重すぎる感じがしたホテルのオーナー(御曹司)役、「拝啓ご両親様」での現実主義者で生活力のある次男坊(こちらは素のママ)に比べて、30代を何年か過ごして年相応の演技の幅がでてきた。ヒョロ長い身体つきながらそれなりにキャリアを積んだ偽悪的な弁護士(本当は純粋な正義漢)が全く違和感なく、表情も豊かになった。・・ということでミニシリーズ16話をドンウクばかり見ていた感じで視聴終了した。                                                     

ドラマは韓国初の本格的な法廷ドラマということで、法廷シーンなどもかなり調べてきちんとPhoto_2 描かれたとのこと。何よりも脚本がいいのか、無駄なセリフやシーン、登場人物がなく、最初から最後まで簡潔でわかりやすく、集中して一気にみてしまう上手いストーリー展開になっている。俳優がどんなに良くても(いい演技をしても)脚本が悪ければつまらないドラマになってしまう。魅力のない主人公になってしまう、ということでこのドラマでのドンウクの魅力も半分は脚本のキャラ立ての上手さによるものなのだろう。                        

Photo_3 物語りはアメリカ映画に頻出する巨大法律事務所(ロー・ファーム)・・・往々にして大企業やマフィアの顧問弁護士としてかれらと癒着して彼らの悪事を処理し巨利をえている・・・と零細ながら貧しい社会的弱者を守る良心的な貧乏法律事務所の闘い(法廷での)に兄と弟の確執がからみ、さらに女性弁護士や事務所で働く人々が登場して、いくつかの裁判が次々と展開されるという構成になっている。業界一ともいうべきロー・ファームである「ヘユン」は自社ビルに多数の弁護士を抱え、主として企業、著名人専門の訴訟を手がけており創業者のイ・ジンピョはふたりの息子を弁護士に育てて長男ヨンウを後継者にして彼の恋人の美人弁護士ジョンウォンと無理矢理別れさせ、財閥の娘と結婚させている。(写真左:ヘユン代表。この父はファームを守るために息子を見殺しにするのも厭わない。)

                               

父のいうままの従順な優等生の兄ヨンウに対して弟のテジョン(イ・ドンウク)は父の法律事務所があらゆる汚い手Photo_4 (証人の買収、偽証etc)を使って勝訴し、大企業の「番人」に成り下がっているのが許せず、家を出て町の小さな法律事務所イキムで働いている。                                      

そこに飛び込んでくるおばさん弁護士ウノは夫が5年前に死んだあと遺児を育てながらお祖父ちゃんの助けを借りつつ猛勉して弁護士になり、見習いでテジョンの勤める事務所に入ってきて彼の指導を受ける事になる。       ふたりは対立、小競り合いしながらもいつしか良きパートナーとなるまでのお話である。Photo_6 (写真下:ウノ(キム・ヒョンジュ・好演、ハラボジ(田舎弁護士の好々爺は好きな俳優さんソン・ジェホさん。 写真左下:イキム所長。こんな人に弁護して貰ったらさぞや心強いことでしょう。心も図体も大きい人。)                                
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この間、ストーリーは「ヘヨン」が担当する大企業(名前忘れた)の工場排水垂れ流し事件をめぐり ウノ自身が「夫は持病で死んだ」と思っていたのがその犠牲者であったこと、ファームがあらゆる機関や証人に手を回して事件をもみ消していたこと、それを内部告発しようと動いていたテジョンと親友弁護士の調査活動が親友の不審の死で途切れることになりテジョンはこの時、父と決別して先輩の事務所イキムに移ったこと等がわかる。            
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そして父と兄は自分のファームを守るためにテジョンを親友の殺人犯に仕立てて、垂れ流しをあくまで隠蔽しようとする大企業に義理を果たそうとする。しかし、最後の法廷で兄ヨンウはファームが握っていた事の真相の資料をイキム側に密かに渡し、弟を殺人犯のぬれぎぬから救い出す。同僚弁護士ジョンウンを捨てて父のいうままに結婚したあともふたりは会う瀬をかさねている。(彼女はイキムに移ってテジョンの同僚になっている。離婚専門の弁護士。)しかし、最終話で彼女はヨンウの子どもを妊娠したことを信頼するテジョンだけに告げてヨンウから去り、遠くに旅立ちます。この女優さん(イ・ハニ)、ミス・コリアだったそうだけどとても可愛くて強く、気に入りました。

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ウノ(キム・ヒョンジュ)は必死で持病持ちのこどもを育てる暖かい心を持つ熱血漢。テジョンは元兄の恋人ジョンウンに想いをよせているが、次第にウノに心惹かれていき、ウノもテジョンの寂しさを理解して彼に愛情を抱き始める。                           

しかしこのドラマの良くできたところはふたりのラブシーンが全くないところ。(キス・シーンすら)窮地に落ち込んだとき、知らず知らずに互いの手を握り合う、その手の大写しがラブシーン以上の効果を上げている。                                     

それと出てくる女性が全て自立していて(精神的にも)気持ちがいい。男に寄りかかったりしない。夫に裏切られている長男ヨンウの奥さん、事務所の事務員の女性ですら。こういうの好きですね。Photo_11                                                

最後に韓国では2007年に陪審法(刑事裁判参与法)が制定され、すでに施行されており「何人も国民参与裁判を受ける権利がある」と明記されているだけでなく「被告人が希望しない場合は陪審法は行わない」選択権も定められています。                           

さ らに「捜査手続きの透明化」「弁護人の立会権」「身柄不拘束の原則の導入」なども規定されており「死刑の執行が停止中(実際は1997年以降)」と合わせて司法改革は日本より進んでいるとのことです。                                               

ドラマ中、新米弁護士ウノが陪審員に向かって「われわれは10人の犯人を逃がそうとも、ひとりの無実の人をえん罪にしてはいけないと肝に銘じるべきですよね。」というセリフが出てきて少し感動しました。

12月といえばクリスマスなのだけれど・・・「ラブアクチュアリー」

Photo 12月に入ってもう半分過ぎてしまった。今日(15日)は坂本龍馬が暗殺された日、あと太平洋戦争が始まったり、四十七士の討ち入りがあったり、孝明天皇が急逝したりといろいろあった月なんですが、現在の12月の世相は何といってもクリスマス一色。クリスチャンでもないのに庭の木にイルミネーションをしたり、スーパーではホームメイク・ケーキ用のイチゴが高くなったり、子どもたちには楽しみなことですが・・。                                                                                             

ところで今日はクリスマスをテーマにした映画やドラマを・・と思い、PCに向かったらどうしてもまず「八月のクリスマス」が胸によみがえった。この映画は12月のクリスマスとはストーリーも雰囲気も全く異なるが、クリスマスというテーマに拘らないとしても過去に私が見たラブストーリーのベストワンだ。(ヨーロッパ、アメリカの作品を加えても)しかし、今はまだこの映画を書くには、主人公の心情をたどるにあまりに辛いモノがあり、そこで今日はハッピーなクリスマス映画「ラブアクチュアリー」(2003/英)。  世界中でヒットしたそうです。  Photo_2   オープニング(エンディングも)のロンドン・ヒースロー空港の到着ゲートの光景。恋人、親子、夫婦、友人、その他ありとあらゆる親しい関係の老若男女たちのの久しぶりの邂逅のハグ、ハグ、ハグ・・・。テーマ曲を背景にそんな光景が最初から観る者の心をなごませる上手いオープニングだ。ストーリーは9つの小ストーリーの群像劇になっており、それらのひとつひとつはちょっとした人間関係で互いに結びついている、というよくある構成。(実は私は群像劇大好きなんです。)Photo_3                           

① ベンチャー企業の社長である夫ハリーは美しく賢い妻カレンと3人のこどもの幸せな家庭を築いている。(イギリスを代表する名優おふたり。エマ・トンプソンとアラン・リックマン)                                             

②カレンの友人ダニエルは最近妻を亡くし、残された妻の連れ子の少年とふたりきりになってしまったが、その義理の息子がなかなかなついてくれない。(父親役:リーアム・ニーソン.北アイルランド出身の彼は自らアイルランド独立の指導者マイケル・コリンズを演じた。「シンドラーのリスト」のシンドラーも)                                               
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③ カレンの弟は独身で若くしてイギリスの首相になり、首相邸でひとり暮らし。(お馴染み、イギリスの代表的なイケメン俳優。40才を過ぎてもモテモテ、噂話が絶えない。)        
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④ カレンの夫ハリーの会社で働くオールド・ミスのサラは同僚のカールに入社以来2年7ケ 月8日の間、片思いをしている。(サラ役は私のお気に入りのローラ・リニー、いくつになってもチャーミング。カール役にはブラジルの若手人気スターのロドリゴ・サントロが起用されています。)Photo_19                                     

(ここからははっきりした相互関係は分からないが知己ではある)                

Photo_8 ⑤ 若い画家マークは親友ピーターの結婚式でのDVD記録を頼まれて、式場内を撮りまくる。                                                    
(美しい新婦はキーラ・ネイトレイ)



⑥ 中年の小説家ジェイミーは妻に弟と浮気され、傷心をいやすために田舎のコテージに出かけ、ポルトガル人のメイドと言葉が通じず苦労する。(小説家はBBC・TVドラマ「高慢と偏見」のダーシー氏を演じ、今やイギリスでは”Mr.ダーシー”と呼ばれているコリン・ファース。)                      
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⑦ かってのロック・スターのビリーは今や老いぼれてTVからも声がかからない。長年連れ添ったマネージャーのジョーはビリーのカムバックを果たさせるべく必死に売り込みをかける。(ビル・ナイはこの映画でアカデミー助演男優賞を得た。)               Photo_9                                    

⑧ ケータリングの出前とロンドンの町にに嫌気がさした若者コリンは、衝動的にアメリカに青春を求めて旅立つ。Photo_21                                     

⑨ ポルノ映画に出演しているジョンは相手役の女性ジュディ(子持ち)と濃厚なラブシーンをPhoto_10 指示されながらもこなし、その間他愛ない会話をしている。(こういう撮影ってキャスト、スタッフたちがすごくビジネスライクなんだなと思った。)そして次第に好感を持つようになり互いの距離を縮めていく。(この私生活のつきあいが仕事のポルノとは対照的な、健全でさっぱりとした好感の持てる人間関係なのが面白い)

そしてストーリーはそれぞれのクリスマスを中心に展開、カレンは夫が秘書にあげようと買った高価なネックレスをプレゼントを見つける。                      

小説家はポルトガル語しか話せないメイドといつしか心通わせ、帰国した彼女を追ってリスボンの町にでかけプロポーズする。老いたロックシンガーはマネージャーの涙ぐましい尽力で再復帰、お互いの信頼と友情を確認する。                       

マークは親友の新婦に抱いていたひそかな恋心をクリスマスの夜(だから)カミングアウトPhoto_22 し、彼らの幸せを素直に心から願う。アメリカに旅立った若者は、大勢のアメリカのギャルを友達にして夢を実現。義理の親子は互いに心を開きあい・・そして若い首相は一目惚れした(少々太めの)可愛い秘書と恋に落ちる。

Photo_15 社長夫婦も仲直りし、全てがハッピー・・と思いきやサラは心の病気で入院している唯一の肉親の弟を選び片思いがようやく両思いになった彼と別れます。                   

この映画の最大の魅力はイギリスのロンドンのクリスマスの雰囲気が画面に溢れていること、それはイギリスの名優たちの総出ともいうべきキャスティングにもよるものでしょう。他愛ない映画といえばそうですが、クリスマスの気分を味わえるハッピーな映画です。(下はおまけの写真:カール役のロドリゴ・サントロ・・2004年「世界で最も美しい50人」(ピープル誌)に選ばれました。

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ユリの植え付けがようやく終わった

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毎年、春の球根がホームセンターやネット通販を賑わせる10月ころになると、「もうめんどくさいから今年はやめた」と決意するのだが(とにかく鉢の置き場、地植えの地面がない)、12月に入り「もう今年は植える時期が過ぎた」頃になるとなぜかチューリップ、ムスカリ、ユリなどが無性に来春も見たくなり、世話も十分できないのに球根を買ってしまう。ということで昨日、半額奉仕の球根をホムセンで購入、NET・ショッピングの分も届いていたので今日は思い切って植えることにした。(写真上:去年咲いたリーガルリリー。ヨーロッパでは長くこれが白ユリ(マドンナリリー)として栽培されてきたともいわれている。素朴で人の手の加えられていない自然な感じのユリです。すこし感じは違うが下のユリもリーガルリリー。)                              
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大阪という土地柄は猛暑は困るが冬は温暖で年内なら春の球根もOKなのだ。まずユリの球根を消毒薬を作って30分つけ込み、ウィルス・フリーの状態にしなければならない。(その待ち時間で急ぎ今日のブログを書いています。)                          

昔から「立てばシャクヤク、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」とその美しさを愛でられてきたが、ボタンは栽培が難しくて私の手に余り、シャクヤクは何年も植えっぱなしの鉢があるが美しい花の割に開花期が短すぎる。何と言ってもユリが一番好き。昔はユリといえばテッポウユリだったが、現在は日本の自生種のヤマユリの血を引く大輪の”オリエンタル系ハイブリッド”と呼ばれるグループが世界を席巻している。名花、カサブランカを始めとしてピンク、絞り、深紅、白とありとあらゆる色の巨大なユリが流通している。(写真下:日本のテッポウユリ。きれいな純白で形もすっきりしており、現在では世界中で一番愛され、現在ではマドンナリリーとも言われている。昨夏、我が家で咲いたもの)               

Photo_3 近所の散策ルートにある家でユリのコレクションに凝っておられるのか、初夏になるとさまざまなユリを道路に面した生け垣にぐるりと置いている家があり、「こういうのに、はまる気持ち分かるけれど手入れ(植え替え、消毒etc)大変だろうなあ。」と思ってしまう。       

ちなみにかくいう私も過去にさまざまな花の収集にはまりこんだことがあり、結局はネコの額ほどの庭しかないのが幸か不幸かネックになって、いづれも枯らしたり、消えてしまったりして、それでも頑強に生き残っているクリスマスローズ、バラ数本などが所狭しと通路まで塞ぎひんしゅくを買っている。従って「もうこれ以上は絶対に増やさない」と固く決意したのに、またまたユリの数鉢が増えそうなのだ。NETでウインド・ショッピングするのは今でも「ガーデニングショップ」と「毛糸屋」に決まっており、そこから品物が届くと同居人の「まだ、懲りもせず」という顔を見るのが少しゆううつ、しかし来春まで元気にこの世にいたら、今日のゆりに出会うという楽しみが増えた。(来春、咲く予定のユリ。ピンクがル・レーブ、黄色がコンカドール。いずれも名花とされていますが果たして我が家できれいに咲いてくれるであろうか?)Photo_4 Photo_5

あと、初夏から盛夏にあざやかな巨大輪で咲くアマリリス。これも大きめの鉢で植えっ放すと、どんどん増えて毎年咲いてくれる。バーゲンだったのを何色か買い足しました。(^^;)Photo_7 Photo_8 この花々は今年の夏に我が家で咲いたアマリリスです。

ジュリア・ロバーツが「プリティ・ウーマン」から子沢山のおばさんになったとき・・「エリン・ブロコヴィッチ」

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昨日のブログに取りあげた「トラフィック」(2000)の監督であるステーブン・ソダーバーグは同年、もう一本の秀作「エリン・ブロコヴィッチ」を作り、こちらもアカデミー最優秀作品賞に同時にノミネートされ、その結果主役を演じたジュリア・ロバーツはこの作品でアカデミー最優秀主演女優賞に輝いた。                                                                                           

「プリティ・ウーマン」(1990)でブレイクした彼女はその10年後に3人の子持ちのシングルマザーとしてスクリーンに登場したのである。 Photo_2                                                               

物語は実話に基づくものでジュリア演じるエリンは現在も実在、元「ミス・ウィチタ」だけあってPhoto_3 チャーミングな女性、映画の中にもワンシーン、レストランのウエイトレス役で登場されます。

物語りはカリフォルニア州のモハベ砂漠に散在する田舎町での出来事、8才、6才、8ヶ月の三人の子どもを抱えて離婚したエリンが、ひょんなことから或る法律事務所の事務員に就職し、山積みの書類の整理を命じられ、作業をするうちに書類の中から「アメリカ屈指の巨大電力&ガス会社であるPG&E 社の重大な資料・・なぜか会社が近隣の町の住民の健康診断を毎年行っている・・を見つけ出し、疑問を抱いてあれこれ調査し始める。そしてついに会社が隠蔽している公害の被害、6価クロムを含む汚水を近隣に垂れ流して近隣の町の地下水、水道水を汚染し、住民の数百人にすでにさまざまな健康被害が出ていることを突き止める。

「大企業相手の訴訟は必ず負ける。退職してゆっくり暮らしたい。」と反対するボス。しかし彼女は住民の間を夜昼なく熱心に聞き取りに回り、荒野のわき水の汚染度を調べ、その熱心さにボスの気持ちは変わり、わけの分からない病気に悩まされていた町民の信頼を得るまでになる。             Photo_4

これといった学歴もなく、法律事務所にはおよそ似つかわしくないど派手な服装ながら裏表のない人柄と正義感だけが取り柄の彼女。ボスが彼女の手に負えない事件だとして有名大卒のエリート弁護士を雇うが、住民たちは彼女にしか心を開かず、信頼もしない。      

そしてついに会社側は「訴訟に持ち込んで勝っても、イメージダウンするからソン」ということで莫大な補償金(示談金)を被害者たちに支払う取引を持ちかけてくる。「裁判に持ち込むより実利(事実上の勝訴)を取れ」というボスの助言に最初は耳を貸さないエリンだったが、説得に折れて住民大会で賠償金を受け取ること、公害対策を盤石にすることを決議する。  
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アメリカ訴訟史上最高額の賠償金支払いになったという実話だ。                

ジュリアはいつもミニスカートに3人のこどもを金魚のフンのように連れ、保育所に入れなかったため(順番待ち?)ベビー・シッターの家に預けたり、3人で留守番させたり、ここいらは経験者としては身の詰まされるところである。いつもエリンが「マーシュー!、ケイティー!」とこどもの名前を呼びながら帰宅する声が働く女に取っては身につまされるようだ。ともあれ、赤い土埃のPhoto_6 中をぼろクルマで乗り回し、緊急の際には赤ん坊を抱えて被害者の家々を回り、町のイベントではビラを撒き・・とすごい行動力だ。ジュリアが「プリティ・ウーマン」以上に活き活きと演じているのが見ていて気持ちがいい。                                   

ジュリアはこの役で「アカデミー最優秀主演女優賞」に輝き、大きなキャリアアップを果たした。メディア、監督らから「気むずかし屋」「プライドが高い」と評判の悪い彼女だが、ステーブン・ソダーバーグ監督には絶対の信頼を置き、仕事上のさまざまな相談をし「私の神様」だと公言している。                

その後の彼女の映画はマイク・ニコルズ監督の「クローサー」を期待して見たがやはり「エリン・・・」の方が彼女が活き活きとしていた。(写真上、下:エリンの隣家に住むフリーターのジョージ。ハーレーを乗り回し、一見アブナい人間としてエリンは最初は警戒するが、実は気の良いこども好きの男で、留守中の子どもの世話、台所の修理などこまめに何でもできる。時々バイクとともにフッと消えるが又戻ってくるエリンの恋人。彼の協力無しにはエリンはこの仕事をすることは不可能だったろう。      

演じる俳優アーロン・エッカートは実生活はストイックなモルモン教徒で「ブラック・ダリア」「グッバイ・スモーキング」などいろいろ追いかけました。(私が)

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ベニチオ・デル・トロという俳優の魅力・・・映画「トラフィック」

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2、3日前、いつものように散歩の途中に立ち寄った市立図書館で何気なく手に取った新書「親子で映画日和」(永 千絵著)。この方は有名な永 六輔氏の長女で映画雑誌などにエッセイ、評論などを書いておられたのをしばしば読んでいた。彼女は自分を「映画評論家」と銘打つにはあまりにおこがましいと言うことで自称「映画エッセイスト」と名乗っている。従って「映画ファンの気楽な印象批評文」として読むのにちょうど面白く、しかも彼女が「スクリーン・3月号・今年の映画ベストテン」などにリストアップしている作品が私好みのモノも多々あり(イギリス映画、ケン・ローチなども)、それもあってこの新書を1時間ほどで読んでしまった。    

彼女の両親、特に母上は大の映画好きで彼女が幼い頃から映画館に連れていって大人の映画でもどんどん見せたという。彼女の映画好きはこのお母さんの影響大なわけで、”千絵”という名前もお母さんが好きだった”チェ・ゲバラ”から取ったという。しかし幼時に淀川長治氏に出会う機会があったとき、淀川氏は「千絵ちゃんというのは千の映画(絵)という意味なんだね。」と解釈されたというからそもそも名前とはそういうモノなのだ。 彼女もふたりの息子の母で、彼らをしょっちゅう映画館に連れていくとのことだが、息子(小、中学生)には理解できない映画は避けている由。                                   

ところで、本題に入るが千絵さんの母上(永 六輔夫人)が数年前、末期癌で自宅介護で亡Photo_3 く なられた時、最後に観られた映画がスティーブン・ソダーバーグ監督の「トラフィック」だったとか。この映画に出演しているベニチオ・デル・トロのファンだったそうだ。千絵さんは最後の映画が”哀しい結末”のモノでなくて良かったと書いている。(写真右:ベニチオ・デル・トロ。プエルトリコ出身のスペインとイタリアの血を引く俳優)                     

スティーブン・ソダーバーグ(1963生まれ)は26才の時「セックスと嘘とビデオテープ」でいきなり高い評価を受け(カンヌ映画祭最優秀作品賞など)世間の注目を浴びた人である。「セックスと嘘・・」は私も見たが観念が先行していて映画としては??という感じだったが、観た後の爽やかな印象が強く残っている。                                   

その彼が2000年に2つの作品でブレイクした。ジュリア・ロバーツ主演「エリン・ブロコヴィッチ」と「トラフィック」であり、どちらもその年のアカデミー賞多部門にノミネートされ、ジュリアは「エリン・・」でそれまでの「プリティウーマン」のハリウッド美女だけの価値の女優から演技派俳優に格上げされてアカデミー最優秀女優賞を獲得した。「エリン・・」の話しは今日は置いておいて、「トラフィック」とベニチオ・デル・トロに戻りたい。                      

「トラフィック」は大きく分けて5つくらいのストーリーが全く別々に進行していき、次第に(麻薬)という1本の糸にするすると結びつけられ互いに知己でもないそれぞれのストーリーの登場人物が実はがっちりとひとつに結ばれているという、実に上手い構成になっている群像劇である。                                                  

ふつう余程のベテラン監督の群像劇でもせいぜい20人程度の人物を登場させる。(多すぎPhoto_4 るとそれぞれの人物描写の十分な時間がなく、したがって観ている者が誰にも感情移入できない)ところが「トラフィック」の登場人物は30人以上、意味のあるセリフをいう者100人を越えるという。いかにこの監督が鬼才であるかわかる。さらに他の群像劇と異なるのは主人公、又は主たる登場人物を設定しておらず、全員が平等の地位を(役柄の軽重)与えられていること。有名人俳優マイケル・ダグラスですら他の有象無象の人物と同じ扱いだ。(マイケルはこの低予算映画に殆どボランティアとして出たそうな。)                   

あらすじを追うには複雑すぎるので各ストーリーの登場人物のみ列挙すると         Photo_5

① 新しく大統領補佐官(麻薬取り締まり担当)に任命されたロバート判事(マイケル・ダグラス)とその家族(とくにエリート校に通う愛娘)                            

② メキシコの2大麻薬カルテルのドンたち(これは実話)とその勢力争い                     

③ カリフォルニア州最南端のある町の名士夫婦                         

④ カリフォルニアとメキシコ国境で麻薬の密輸を取り締まるふたりの取締官 (ひとりは今注目されているアフロ俳優のドン・チードル)、                           

Photo_6 ⑤ 国境のメキシコ側で取締官をしているふたり(ひとりはベニチオ・デルトロ)。        

以上のエピソードのそれぞれが次第に一つの物語りに収斂されていき、ラストは「アメリカの抱える麻薬汚染」というテーマが浮かび上がる。さしずめ韓国ドラマなら100話使ってでも登場人物たちのキャラを丁寧に描くことは可能だが、144分という限られた時間内で観客に見事に登場人物を理解させながら、いつのまにか物語の世界に没入させる手腕はすごい。そして「だれもが主人公ではなく」「特に誰かの目線を借りてでもなく」描かれているのにいつのまにか観客はその中の誰かに感情 移入したり、彼らの作り上げる世界にはまりこんでPhoto_8 しまうのだ。                        

この映画は同年の多数の賞を獲得、とくに下っ端取締官を演じたベニチオ・デル・トロは「アカデミー最優秀助演男優賞」に輝いて、この映画で世界にブレイクした。(私的にはドン・チードル及びこの映画の共演で結婚したキャサリン・ゼダー・ジョーンズ(マイケル・ダグラス夫人)が良かった)もちろんベニチオも超インパクトのある個性的な俳優でファンになりましたが。(写真左下:ドン・チードル。「ホテル・ルワンダ」「クラッシュ」で最近キレキレの俳優です)

                                                   


ベニチオは最近「チェ・ゲバラ・28才の革命」「チェ・ゲバラ・39才 別れの手紙」という2大作をプロデュース、主演してカンヌ他数々の賞を得た。ラテン系の俳優ってみんなゲバラになりたがるんですね。私はベニチオの「チェ・・」はまだ観ていない。かってBS1で「ゲバラ最後の日々」だったかのドキュメンタリーを見て、あまりにチェの最期がむごすぎて見る勇気がないからだ。(銃殺される最後の朝まで生き続ける方策を探っていたと食事を運ぶ役の少女が証言していた)(写真下:ベニチオ演じるゲバラ)Photo_10 

今日も又サッカーの話・・”FC東京の降格”と”横浜Fマリノスの内紛” 

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朝から通院。徒歩で往復1時間と待ち時間1時間20分、診察10分ということで合計2時間半、帰宅したら12時を過ぎていた。古いアパートを壊してあちこちにできた一戸建ての街、瀟洒な家々が並び、庭には芝が貼られ、季節の花が咲き、クリスマスの飾り付けや(木々に)ルミナリエ(イルミナーション)をすでに取り付けている家もある。住人はおそらく30代~40代の人々だろうか、高額の住宅ローンはあるものの新しい家での日々の幸せな暮らしや子どもたちへの期待などがあふれているようで「ああ我が家にもこういう時代もあったのだなあ」と少々感傷的な気分になる。もっとも家の飾り付けやガーデニングを楽しむようなゆとりもなく早朝から夜更けまでこどもを叱りつけつつ働きまくっていたのだけれど・・。       

ということで今日は予定のテーマを急遽変更して手っ取り早く、朝刊の記事とYAHOOニュースからとったあれこれの事。                                           

☆ FC東京の2部降格に関して。やはり中心選手の流出は不可避だった。大熊監督の続投Photo_2 は決まったものの(元日の天皇杯決勝に向けてベスト4に残っている)GK権田、MF石川、FW平山らは既に残留の意志を表明したが、FW大黒(横浜Fマリノスへ?)、DF今野、DF森重、MF梶山らは未だ明言を避けている。(写真左:今野、下:サポに手をさしのべられる平山)                    

欧州トップリーグ(プレミア、セリエ、リーガエスパニヨーラ)などのサテライトは別格として、我がJ2は試合数は多い(50試合越え)、年俸は減る、スポンサーは去る、TV放映がないため選手としての知名度をあげるチャンスがな いetc. などただでさえ選手生命の短いサッカー選手にとっては苛酷な選手人生になる。ましてや代表の招集はまずないということになると(レベルの落ちるJ2の試合で選手が強くなることはムリ)、誰だってチームに残る気持ちを失うのは当然だ。(しかし他チームから好条件でオファーが来る選手も限られてはいる。)代表に招集されている今野や元代表の大黒が出ても誰も咎められまい。                                              

しかし多くの主力選手を失って戦力が低下すると今度は1年や2年で昇格する可能性もまた低下する。(いい例が東京ヴェルディ、もはやサポですら昇格の期待を失っている)     

2007年にサンフレッチェ広島が2部に降格したときキャプテン佐藤寿人がサポーターの前で「チームを草刈り場にはさせない。皆で残留して頑張って1年で昇格するから応援して下さい。」と泣きながら報告、翌2008年9月には残り7節を残して超スピードで昇格し、勢いあまってその年ベスト7位だったかになったことがあった。(あのとき、駒野(磐田へ)柏木(川崎へ)の移籍はあったが大半は踏みとどまった。)「あ、佐藤は代表招集を捨てて広島を選んだんだな。戦力外通告を受けるまで”生涯広島」”を決意したんだ。」と思ったことがあった。(その通り2部時代は招集がなかった。写真下:1年で昇格してファンに手を振る佐藤寿人)Photo_4                                

大熊監督は「ほとんどの選手が一緒にやりたいと言ってくれている」とはいうものの、ともかく空いたアナを早く埋めて一軍に戻って来て欲しい。(半)サポとして。              

☆ 横浜Fマリノスの大量の選手放出について。松田、山瀬、坂田、河合、清水など主力9選  手にいきなりの戦力外通告。山瀬などはいきなり電話1本で通告されたという。どの選手も昨日まで現役で試合に出ており、「戦力外」などとは信じられない。(じゃあ、横浜の戦力って誰なの?)まさか俊輔、中澤がいるから「大丈夫」とはいわないだろうけど。サポーターも激怒、数千人がグランドに集合して抗議集会を開くやら、中澤が自分の次期の交渉をタナ上げにして「かれらの戦力外について納得いかない」と独自交渉するやら・・。(写真右下:中澤)                              

どのチームも「戦力の若返り、更新」はやり方が難しく、失敗すると大幅な戦力ダウンになったり、サポーターに去られたりするのだが、今度のマリノスの大量解雇は私も納得できない。だって坂田、山瀬などはまだまだザックに呼ばれる可能性大だし、他球団も欲しがる人材ですよ。木村監督は一体どう納得しているのだろうか。

☆ 最後にgood news。Kリーグ・水原(スウォン)の高原が清水エスパルズに戻って来ることになった。彼は運のない人でイザというときにあれこれトラブルが起こったり、肺動脈血栓塞栓症(エコノミー症候 群)という持病があったりだったが、FWとしての実力はまだまだ開花する筈だ。(オシム第一戦の振り向きざまのボレーシュートが忘れられない。            


☆ 中田ヒデの「旅の終わり」はいつなのか。現在は国内各地を旅しながらいろいろ知らなかったことを学んでいるという。(一昨日TVで見た)。旅路の果てに何をするのかはヒデの自由だけど、「人生2度は頂点を極められない」と思う。彼にはやはりサッカーしかないのだ。          
「○○人間」といわれるよな狭く深い世界で棲息する人間でも、例えばオシムさんのように「博学、インテリ、大きな人間力?etc」を備えている人を余程尊敬する私だから、ヒデにもいろいろ広い世界を知り学んでほしいけれど彼はやはりサッカーという手段でこれからの人生の蓄積を豊かに生きるしかないのでは?。「旅」も結構だが、そろそろ決断の時期ではないのですか?(いってみればオシムさんは「旅」などする余裕もなくひたすらサッカー人生を生き、祖国の解体、戦火を体験したりして今に至っているのですよ。何しろラテン語までできるという人らしい。体育系で一番尊敬する人です。)

韓流にはまる日々・・・お気に入りの俳優など

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韓国ドラマも合間合間に相変わらず見続けているが最近のドラマの質が落ちたのか、私が飽きたのか、もうひとつ良品に出会えずにいる。お気に入りのイ・ドンウクssiの最新作「パートナー」8枚のうち6枚まで見たのだが7、8枚目は誰かが借り出しているので途中でいったん休止中。韓ドラ初の本格的法廷モノらしいのだが脚本が上手くできている上に、法廷モノにありがちな深刻な事件を追って解き明かすというだけではなく周辺の人物、エピソード(弁護士事務所、かれらの私生活etc)などが上手く挿入され、ほのぼのや泣き、笑いとのバランスが絶妙で残り2本を手に入れて早くラストまで見てしまいたいと思っているのだが・・。         

それとドンウクが役者としてぐっと成長した感じで彼はイケメン度は他の俳優に負けるかも知れないが、雰囲気(骨太さ、実直さ、2枚目半も演じられるなど)では他に並ぶ俳優はいないと思われる。実際の彼は繊細な面があって、役に入ると撮影が終了するまでに5キロ以上痩せてしまうらしく、確かに背は高いのにヒョロヒョロ、「マイガール」の御曹司のときなどは最後の当たりは、目まで落ち込んで気の毒だった。勿論役柄(いろいろと悩みの多い)にはぴったりだったけれど。今度の「パートナー」では名誉回復「着痩せしているけど、本当は筋肉もりもりなんですよ。」とばかり上半身裸のシーンが一瞬あったけれど。                                  

Photo_3  ドンウクssiは韓国よりも日本人にモテる俳優さんらしくて「甘い人生」を小樽で撮影したときは毎日大勢のファンがホテル前に待機していろいろな差し入れをしたそうな。(とくに大量のホッカイロが)「死ぬかと思うほど苛酷な冬山の撮影もあったらしくて彼はファンにとても感謝していた。韓流ファンといえばオバタリアンと相場が決まっているけれど、この時の様子を動画でみたら、何と魅力的なお姉様(20代後半~30代)もとても多くてドンウクssiはさぞや嬉しかったことでしょう。ちなみに彼もとっくに30代ですから。

「甘い人生」はいろいろ調べて見るとアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」の韓国版かと思われ(勿論登場人物やシチュエーションは異なるが)、あまり見る気になれないでいるのです。その上相手役がオ・ヨンス(優等生の奥様風の女優さん)なので一層のこと。
(写真上:オ・ヨンス ヌナと)

一度だけ行ったことのある小樽の町がどんな風にに撮られているかは関心があるけれど。                                    

最近、韓ドラを見ていると東京、大阪に続いて「北海道、札幌」という地名が出てくることが数回あった。(「北海道に旅行しようよ。」とか)これって岩井監督の「ラブレター」(小樽が舞台)の影響か?。ということで現在では私の韓国俳優お気に入りNO.1はイ・ドンウクssiです。  
                                                                         Photo_5

カン・ドンウォンssiの「義兄弟」も早く見たいモノだが。(写真右)                         

他に書き忘れてはならないのがリュ・ジンssi.。彼は1.9mに近いような長身で端正な面持ち、彼以上にスーツの似合う俳優はいないだろう。全ての役が良かったとはいわないが「京城スキャンダル」が最高。日本統治下で「総督府」に潜り込んでいる本性を隠した抗日運動のリーダー。いやあ、ブレイクしているカン・ジファンを完全に食ってしまっていた。それとあまり見られていないドラマ「ストック」の彼も魅力的だった。 (写真下)Photo_7                       

チャン・ドンゴンssi・・今更上げるまでもない韓国随一のイケメン俳優だ。以前にも書いたがPhoto_8 彼は「イヴのすべて」などのようなメロ系は私にはダメ(うつみみどり氏などはこれではまられたそうだが)。いちばん好きな映画は「チング」と「恋風恋歌」。前者は彼の演じた悲惨な役の中でも彼自身が若かっただけにもっとも美男ぶりが悲劇的だった。後者は彼の自然体の?映画。好青年です。                                           
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最後にこの人、チャン・ヒョク。「ボクの彼女を紹介します」では印象あまりなかったが、兵役終えて復帰第一作「ありがとうございます」は別人かと思うほど魅力満々だった。まだまだあげたい人はあるけれど今日はここまで。アンニョン。Photo_10

 

「2010Jリーグアウォーズ」・・初めてGKに光があたった楢崎の受賞

Photo_412月6日東京都内で行われた「2010Jリーグアウォーズ」で初めてゴールキーパがMVPを受賞した。名古屋グランパスの楢崎である。「彼はプロ16年目にしてこれを受賞、34才での 受賞は日本選手では最年長。今季はリーグ戦全試合に出場しGKとしては史上初めての受賞に、ワールドカップ4大会連続して代表に選ばれた日本屈指の「守護神」は『自分の受賞に少しは価値がある。GKの励みになる。うれしい。』と喜びを表現した。」12/7・毎日朝刊)
(同じくJリーグ史上初めて現役選手、監督として2度の最優秀賞を得たストイコヴィッチ(愛称は妖精ことピクシー。夫人と共に)

チームのイレブンの中で最も光が当たらず、マスコミのヒーローインタビューに出る機会も少なく、ミーハー的にちやほやされて報われることのないのがGKだ。(ほとんどがゴールを上げた選手にヒーロの地位を奪われる。)「この試合、GKが少なくとも2、3点は稼いでいるよね。」というほどスーパーセーブをして試合の勝利に貢献してすらそうなのだ。それにも関わらずGKの苦労は大変なモノ。90分中、相手陣営で球が回っているときですら臨戦態勢、ゴールは一瞬のスキで割られてしまう。 過日「徹子の部屋」に出た楢崎が「今までいちばん怖かった選手は?」と聞かれて すかさず「ロナウド(ブラジル)ですね。彼はピッチのどの場所にいても、絶えずチラチラと ゴールを見てましたから。」 と行っていたのが印象的だった。試合中のGKの抱く恐怖心はこの言葉に象徴されていると思った。                

  NHKの放送解説者のひとりである元日本代表GKの小島氏の解説はそういうGKの視点からの説明が多くてとても面白く、新鮮だ。           

ともあれ、南アでいきなり直前のキャンプ、練習試合で第2GKの川島に交代させられた時のショックは生涯にわたり彼のキャリア最大の辛い想い出であることだろう。しかし名古屋はダントツ1位でACL出場、勝ち進めばFIFAチャンピオンズリーグ(いわばクラブチームのW杯)でヨーロッパのトップチームと戦うチャンスが到来するのだ。日頃は寡黙な楢崎だが、大ベテランのGKとして大声でコーチングして仲間を鼓舞し、安心させ「守護神」として「世界一のGK」と呼ばれる第2のファン・デルサールになってほしい。(写真左下:2年連続・得点王に輝いた前田(ジュビロ磐田)同点のケネディ(名古屋グランパス)と。 右下:ベストヤングプレイヤー賞を受賞した宇佐見(ガンバ大阪))          

ところでヨーロッパでも「2010・FIFA年間最優秀選手(バロンドール賞)」の最終候補が発表され、南アで優勝したスペイン代表のMFシャビ、イニエスタ、アルゼンチン代表のFWメッシのバルセロナ勢3人がノミネートされた。最優秀監督・男子部門ではデルボスケ(スペイン代表監督)、グアルディオラ(バルセロナ)、モウリーニョ(レアルマドリード)が最終候補。女子部門では日本代表の佐々木則夫監督が最後まで残ったが残念ながら落選。受賞者は来年1月10日に発表されることになった。いやいや楽しみなことだ。(写真:メッシ)Photo_11

土俵際で意地を見せたヴィッセル神戸・・サッカー第34節(最終節)

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まさか神戸が浦和に圧勝するなどと誰が予想していただろう。しかも浦和の本拠地・埼スタのデヴィル軍団(赤いサポーター)の前で。シロウト・サッカーファンの私も当然のように神戸 が降格し、京都パープルサンガ(既に降格決定)を相手に最終戦を戦うFC東京がJ1に残留するものと99.9%決め込んでいた。しかし、サッカーというものは分からないものだ。神戸がこれほどに浦和(いくら内紛があろうとも)を圧倒するとは!。                

そして何といってもこの勝利の第一貢献者はこの人、33才の吉田孝行だ。前半31分、DF茂木からのロングボールを相手守備陣の裏に飛び出してキャッチして先制。これで神戸にぐっと流れが引き寄せられた。さらに後半7分にもPKで1点追加。彼はFマリノスなどあちこちのチームを渡り歩いて14年ぶりに故郷の神戸に戻ってきての快挙、喜びもひとしおだろう。(マリノス時代、当時の岡田監督に「こんな 上手い選手がいるのか」と驚かれたという逸材なのだ。) さらに最後のロスタイムで加点した小川慶次朗、ヴィッセル・ユースが育てた18才の将来有望なドリブラーです。                                     

ヴィッセル神戸は今季は序盤から下位に転落し9月には監督交代といろいろあったが、若き和田監督のもとで最後は4勝3分けと大健闘しての残留だ。         

こういうのを見るとサッカーというゲームはつくづく選手ひとりひとりのモチベーションが大きいなあと改めて思われるのだ。                           

そしてその真逆の例になってしまったのがFC東京の敗北とJ2降格。こちらは相手が京都だけに「まあ勝って当たり前」という予想は誰にでもあった筈。戦力も日本代表、元日本代表クラスがぞろぞろいるというスター軍団のひとつ。(NHK解説者の福西氏も最後に所属したのがここ)Jリーグ創設以来の名門クラブ(元東京ガス)でJ2に落ちたこともない。                                         

すでに降格を決めている京都パープルサンガ相手に「自分たちは大丈夫だろうという慢心が何処かにあった。」(12/5・毎日新聞朝刊)序盤からミスが続き、前半34分に先制されると、今度は浮き足立ち、チームの連携もちぐはぐになった。(選手たちと大熊監督の間の意思統一も不充分だった・・「毎日新聞」)                                   
 
攻撃を強めるために今野を前線に上げ、ロングボールを上げてこぼれ球を拾う作戦も単調で相手に読まれてはじき返されるだけ、途中で投入した大黒も成果を上げられず終了間際に取られたPKでトドメをさされて完敗。                                

FC東京といえば「元東京ガス」をルーツにする名門クラブでJ2降格は初めてのことである。 選手を見ても今野(個人的にはファンです。ドイツ、南アの代表選手。CB、SB、ボランチのできるいわゆるマルチな選手)、石川(ザックが一度は呼ぶであろうMF)、梶山(超テクの高い選手、代表予備軍)、平山(最近伸びてきた1m92cmの大型FW)、大黒(元代表選手FW)、羽生(オシムっ子で元代表)、権田(ザックが初めて招集したGK)、米本(ザック注目のMF)、徳永(アテネ・オリンピックの代表。南アにも駒野のバックアッパーとして招集されたSB)・・などなど。長友佑都がいなくなったからとは、まさか言わせないほどのメンバーだ。  

彼らがJ2降格で今後どう動くのか興味がつきないが、願わくばチームに残りJ2で活躍して1年でJ1に戻って来て欲しい。(広島の佐藤寿人のあの気概を見習ってくれ!)        

最後に、C大阪が上位3位に入り大阪勢は2チーム(G大阪と)がACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場資格を得ました。鹿島には気の毒だが、大阪人としては喜ばしい限りだ。両チームのオーナー陣に要望する。選手層をさらに厚くするべく最大の努力を行って頂きたい。Photo_6

最後の最後に「毎日新聞」の今日のスポーツ欄にモノ申す・・「不沈艦 神戸 四発」の大見出しの横に大久保の泣き顔の大きな写真・・。なんで「吉田」の写真乗せないの?こういうスポーツ・メディアの記事構成がスポーツ・ジャーナリズムがレベルアップしない理由なんですよ。大久保もたしかに怪我ながら活躍したが最後の3戦は不出場、いくら「大衆に顔の売れたスター」であっても、サッカーファンをバカにしていますよ、全く。

韓流にはまる日々・・イ・ドンウクssiに恋して

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数え切れないほど多くの韓国ドラマ、韓国映画を見てきた。「お気に入りの俳優は?」と聞かれても大抵、直近で最も面白かった、良くできていた、秀作だった作品の出演者がどうしても強く印象に残り、従って折々で答えが違ってくるのもやむを得ない。熱烈な韓流ファンの皆さんのように「○○様」というまでに思い入れる人はいないのだが、何となく「好み」の俳優で、彼が出演しているものは「見てみよう」となるのがカン・ドンウォンとイ・ドンウクだ。      

Photo_2 どちらもドンちゃんと呼ぶと紛らわしいので前者をドンちゃん、後者をドンウクと呼び習わしている。さてドンちゃんの方は映画「私たちの幸せな時間」以来、見ていないので(彼はあまりTVドラマに出ない)現在はドンウクの方に傾いております。ドンちゃんは兵役直前?、ドンウクは去年の秋入隊。俳優稼業にとって兵役3年(少し短くなっているかも)のブランクはキャリア形成上、非常に辛い。そのためできるだけ入隊直前に多くの優れた作品に出てブランク期間にも良い印象を持続しようとするようだが、ドンちゃんはベテランのソン・ガンホssiと共演した「義兄弟」を今秋公開したそうだが(日本未公開)その成功を祈らずにおれない。      

Photo_4 ドンウクはかなり多くの作品に出てから昨秋入隊した。そのひとつ「パートナー2009/KBS)、現在視聴中なのだが予想を越えて面白い。ドンウク扮する弁護士(2枚目半)が新人の女性弁護士と組んで事件を解決していくありがちな話しなのだが、脚本がとても良くできているのが何と言ってもドラマの成功のカギだ。(余計なシーンもセリフもなく、DVD8枚にきっちり凝縮されている、ストーリー展開がうまく、ついつい次を期待して一気に見てしまう、脇役がベテランの名優をふんだんに使っている、ドンウクがともすればカッコ悪くやりすぎてカッコ良く見せようとしがちなところをバランス良く抑えているetc)ということで楽しんで視聴中です。難といえばパートナーの女性弁護士役の女優さん(キム・ヒョンジェ)が素朴で可愛いのに、何やら容貌が人工的な匂い(鼻が)がするのが気に入らない。(いじっておられないのならお許しを。)ともかく私、整形美人にすごいアレルギーなんで・・。ところで、視聴途中なのでこのドラマについてはまだコメントできないので、過去にドンウクが素敵だったドラマを紹介して今日のブログを終わります。                                        
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「マイガール」・・これでドンウクにはまりました。ホテル・チェーンの会長の孫で御曹司、仕事もバリバリできるモテモテ男。傲慢な風情とうらはらに誠実、心優しいツンデレ男。共演したイ・ジュンギ(「王の男」でブレイクした中性的イケメン)を完全に食っていた。         
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「ハノイの花嫁」・・韓国・ベトナム合作映画・・ベトナムに医療活動に行った青年医師。彼の持ち味(自分勝手なところがあり、男っぽいけど心は優しく純情)がよく出ていた。     
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「拝啓ご両親様」・・素の彼にもっとも近いとか。庶民的でどこにでもいそうな頭より行動が先というタイプ。生活力旺盛で、オンマにとってはさぞや可愛い次男坊でしょうね。       

最後に今度の「北朝鮮砲撃事件」、ドンウクのことも心配しましたが、かれは「芸能兵」と称して「ソウル勤務」をしているとのことでした。考えてみれば「率先してしんどい勤務地に赴任して軍事訓練に精を出し、世間の人気を高めようというタイプじゃないみたいですから。(写真下:「甘い人生」 まだ見ていない)Photo_8

広州アジア大会・・今だに釈然としない後味の悪さ「柔道」「囲碁」の判定

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或る国や民族だけの中で行われていたスポーツが次第に普及(大抵は国際大会への参加により)し、世界各地に広まると、そのスポーツの当初のあり方から大きく変化して次第に「似て非なる」スポーツへ変貌していくのはやむを得ないしそれだけの理由もあるからなのだが、やはり今大会での「柔道」と「囲碁」競技には大きな疑問を持った。(囲碁で健闘した日本の棋士たち)              

Photo_4 「柔道」については先にブログでも触れたのだが、福見(日本)vs 呉(中国)の一戦の結果は今でも承服しがたい。たしかに柔道がグローバルな競技になるに連れて技術も向上するとなかなか「1本勝ち」が難しくなるため、それにいたる過程での「ワザあり」「効果」「有効」などを点数化することにより判定で勝利を決しなければならないことはわかるが、今度の福見の場合、素人が見ても逃げの一手の呉に対して絶えず積極的に仕掛けていたのは福見だったのに点数が出ず、最後はレフリー3人の揚げた旗で勝敗が決まってしまった。(韓国、モンゴルの審判が呉に白旗、レバノンが福見に白旗) 呉はその後他の級の決勝戦でも韓国選手に投げられ背中を畳につけたにも拘わらず、逆に「呉の1本勝ち」で優勝した。これら疑惑の判定は当事者である呉がいちばん良く知っているだろうから、彼女がまともなスポーツマン(に決まっていると思うけれど)であるなら、逆にこれ以上の彼女への侮辱はないだろう。                 

以上の件は「国際的スポーツ:JUDO」のあり方が本来の日本式と別物になってしまっている(国際理事中、日本人はただひとり)ことにもよるが、アジアの審判のレベルの低さに起因する方が大きいかもしれないが。(自信のなさから来るプロ意識の欠如のため開催国や大国の圧力に屈する)  「だから、谷亮子みたいにアウェーでは1本勝ちしなければならないんだよ。ボクシングでも黒人が白人に勝つには判定ではダメ、K.O.勝ちしないと。」とは家族の弁。福見自身も「1本が取れなかったのが私の負け」と言っていた。                                                    

次のテーマに移るが、かねがねぐずぐずと悪い気分を引きずっていたのが「囲碁」で起こっ た問題。今朝の毎日新聞「記者の目」(記名記事)に取りあげられていたので改めてここで気持ちに整理をつけたい。私(ブログ主)は囲碁の超初心者「自称・9級」、職場で好き者が集まって打っているのを見覚え始め時には上手の人に教授碁をして頂き、最近は打つ相手がいないので専らPCの「AI囲碁」で遊んでいる。(このソフトでは最難関クラスで白を握って、互い先で打ち、6~70%の勝率というところ・・最難関ですらそんなレベルのゲームなのだが)

そんな素人の私だからいうこともトンチンカンがあるかもしれないが、結論を先にいうと「今後、大会参加はやめた方がよい」。理由はグローバル化された(といっても中国がルーツ)囲碁は”日本で行われている囲碁”とはあまりにもかけ離れてしまっており、それならば「囲碁・鎖国」の方がよいからだ。

 『・・優勝候補の中国と韓国が対戦した20日の混合ダブルス。終盤で負けが確定的になった韓国ペアは、全く意味のない地点への着手を始めた。 この種目は各45分の持ち時間を使い切ってしまうと、内容に関係なく負けとなり、普通日本で行われている「制限時間を設けた囲碁の場合、持ち時間を使い果たしても、30秒以内の着手時間は保障されているというルールがとられていなかった。圧倒的に盤上で優勢だった中国の残り持ち時間の少ないのを逆手に取った韓国は(中国1分30秒、韓国4分)「中国の時間切れ敗北」を狙って次々に10手に及ぶ 無意味な(無茶苦茶な)着手を始めたのだ。(中国は時間切れになるまでこれに応じざるを得ず)激怒した中国審判の抗議により(時間キレを狙った異常なプレーは審判が止められるという規定があった)韓国は反則負けとなった。』(以上”記者の目”より)                                           

このような素人でも恥ずかしい作戦を堂々と行った(ペア二人は互いに口をきいてはならな いというルールがあったので、多分最初から敗色濃くなったら実行しようと計画していたのだろう。)ということはすでに日本の囲碁がこだわる「勝敗より内容が大切、美しい勝ち、美しい負け、中押し負け(囲碁は将棋と違って最後の数手での大逆転は100%ありえないため、それ以上恥を広げないため敗者が自主的に投了すること)」などという美学が完全に消滅し、結果・勝敗にのみ拘る「早撃ち囲碁ゲーム」になってしまっているということだ。プロ棋士がよくいう「恥ずかしい棋譜が残れば一生の恥になる」などという精神は国際社会では通用しないどころか「犬にでも食わせろ」という扱いなのか。日本選手団々長・大竹九段もどっと疲れて(精神的に)帰国されたとか。何せ彼は「厚みのある味良い大竹流美学」の主ですから。それに男女のダブルス(お互いに意思疎通は禁止)に何の意義があるのか教えてほしいものだ。                                                 

『信じられないのは情報がきちんと公開されないことだ。記者が試合を取材できたのは、対局が始まって15分間の冒頭撮影タイムだけ。全てが終わって全選手が退場するまでシャットアウトで、その後公表された結果も勝ち負けのみで、内容(勝敗差、時間切れの有無など)はまったくアナウンスされない。前記のさまざまな 出来事も、選手や関係者から取材して初めて分かった。100m走に例えれば、スタートだけ見せて後はトンネルを走らせ、着順だけを発表するようなもの。40年以上、囲碁の世界に関わってきたが、このような大会で公式棋譜(終了までの打ち手順の記録)が残っていないのも初めての経験だ。これについてある中国の棋士は「中国、韓国では何目勝つとか時間切れとか途中経過はどうでもいい。問題は勝ちか負けかの1点」と話した。やはり中韓では囲碁はスポーツとして捉えられているのかと考えさせられた。・・次回のアジア大会は韓国で行われ、囲碁競技が残ることは十分考えられる。伝統文化の囲碁として日本独自の道を進むのか、スポーツとして勝敗に徹して結果を求めるのか。囲碁界の総本山である日本棋院は早急に方針を決める必要があろう。』(以上、”記者の目”)(写真上:大竹英雄団長、下:金メダルを取った韓国選手たち)                                                  

シロウト囲碁愛好者として希望する。今後のアジア大会「囲碁」には参加しないで貰いたい。今度の大会で3位に甘んじた(韓国1位、中国2位)ことの雪辱など不必要。偏狭なナショナリズムと言われようが「過去の先人の名勝負の棋譜を暗記するまでに読みかえし、プロのさまざまな棋譜(出版されている)を教科書にし、こよなく囲碁を愛する日本式囲碁」を残し続けたいから。日本の囲碁はスポーツではないのだ。

付記:「JUDO」の不可解な判定に比して、今大会の「女子サッカー」のレフリーはどの人も(全て女性)公正、几帳面、見るべきモノはきちんと見ているという点で、とても気持ちよく、信頼がおけた。だから日本がファウルを取られても納得だった。女性の方が公正、周囲に惑わされないということなのでしょうかね。        

TVをぼんやり見ながら・・・映画「リンダリンダリンダ」

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2、3日前、TVをぼんやり見ていたらそれは今はやりの「マツケン」こと松山ケンイチ氏のインタビュー番組であって、例の430万部だかのベストセラー小説「ノルウェーの森」の映画化Photo_2 に関してのものであった。(私は長いことマツケンとは松平健さんのことだと思っていて、家族に大笑いされたぐらいこちらのマツケン氏を知らなかったのだが)マツケンこと松山ケンイチ氏はこの映画で主人公の”ワタナベトオル”を演じられたそうで、その撮影の時の話しをしていたのだった。                                              

小説「ノルウェーの森」は私には全く馴染まなかった小説で途中で読むのを放棄した作品。村上春樹についてはエッセイ「村上朝日堂」シリーズや、彼がアメリカに留学した折りの体験を綴った「やがて哀しき外国語」の方がずっと面白く読んだ。                   

ところで話をマツケンに戻すがTVを見ながら「この人どこかで見た覚えがあるなあ」と記憶の彼方の面影をたぐり寄せたら、とうとう思い出せた。映画「リンダ リンダ リンダ」(2005・山下敏弘監督)にちょい出ていたのだ。それもワンシーン、ペ・ドゥナ扮する韓国からの留学生に”告白”して振られる役に・・・。ペ・ドゥナが1.7m以上の長身なのでケンイチくんと向き合って並んでもさほどケンイチくんが長身に見えなかったし、薄暗い教室の中でケンイチくんのイケメンぶりもはっきりわからなかった。しかし家族に確かめると確かに同一人物だという。いやいや、ケンイチくんもすごいブレークしたものですね。                       

Photo_7 映画「リンダ リンダ リンダ」は「面白いから見たら」といわれて見たのだが、ものがたりは関東のどこか地方都市?の或る高校の文化祭に4人の女子高生がバンドを組んで出演するまでの苦労を描いた青春映画。メンバーの相次ぐ怪我や抜けで人数が足らず、やむなく韓国からの留学生ソンさんが先生の薦めで小さな部屋で「韓国紹介展示」みたいなものをしているのだが客は幼い保育園児ひとりで閑古鳥が鳴いていたのを、「ヴォーカルに出て」と泣き落としてグループに入れられる役。”ソンさん””ソンちゃん”と呼ばれるのが妙に親近感があり(実は私も高校時代、当時の苗字から同じようによばれていた(^^;))ペ・ドゥナの魅力やさまざまな女子高生が出てきたり、実際にどこかにいそうなダサい男の担任が出てきたりとなかなか面白く、高校の文化祭前夜の雰囲気をよく伝えていた。                   
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ラストは”入り”の少ない体育館で彼女たちがバンドを演奏し始めると、ちょうど強いにわか雨が振り出し戸外にいた生徒や来客がいっせいに雨宿りを兼ねて体育館になだれ込み、大勢の観客の前で4人が最高に盛り上がって演奏するところで終わる。               

ヴォーカルのペ・ドゥナが器用に日本語でブルーハーツ(おそらく当時の青春賛歌NO.1だっPhoto_5 た?)のナンバーを歌いまくるのには感心した。ペ・ドゥナは韓国映画「子猫をお願い」「吠える犬は噛まない」「グエムル・漢江の怪物」の学生役で彼女の個性であるナチュラルで飾らない(女優らしくない)魅力を十分に発揮していた。                       

バンドのリーダー格の女子高生を演ずる香椎由宇嬢も最近オダギリジョーとの結婚で脚光を浴びた女優さんなので無知な私でもよく存じております。とてもきれいな魅力的な方です。最後に例の”ケンイチくんが振られるシーン”、折角すごい勇気を出して「毎朝、ゴミ焼却場のところで出会っていましたね。」というケンイチくんに「???私、あなた見たことない。知りません。」のにべもない答え。あまりに無惨な初恋の結末でした。映画の主題曲 「終わらない歌」 を聞くと、個人的な想い出と重なってなぜか胸が痛くなる映画です。Photo_8

終わってみればバルサの完勝・・「エル・クラシコ」

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世界のサッカーファンが大なり小なり関心を持つ今年の「エルクラシコ」第一戦がバルサの完勝(スコア5:0)で終わった。もう1ヶ月以上前から、というより今期スペインリーグが始まって以来、メディアは今年のゲームの予想を「ああでもない、こうでもない」と繰り広げてきた。2008年以来バルサが5連勝、今年はどうしても、その雪辱を果たすべくヨーロッパ随一の名将モーリーニョを(おそらく法外な高額年俸で)招聘したのだから。                

Photo_2 「エル・クラシコ」といえば世界の注目するFCバルセロナvsレアル・マドリードの”伝統の一戦”、(といってもスペインリーグ第13節の1試合にすぎないのだが)今度の第一戦目はバルサの本拠地「カンプノウ・スタジアム」で11月29日に行われた。この2チームの試合は来春もう1戦がレアルの本拠地「サンチャゴ・ベルナベウ・スタジアム」で行われる。                              

かえりみればバルサとレアルマドリードは過去1世紀近く、スペインの2大都市であるバルセロナとマドリードを代表するクラブとして互いに競い合う立場にあった。ただでさえ各地方の独立性の強いスペインの中でもこの2つの都市の確執はフランコ独裁政権とも結びつけて語られてきた。バルサの本拠地であるバスク、カタルーニャ地方はフランコの弾圧によりカタルーニャ語の使用を禁止され、市民は唯一「カンプノウ・スタジアム」の中で自由に話すことができたといわれ、フランコに保護されたレアルマドリードに比してバルサ・カンプノウは「反独裁政権の象徴」として人々の間で愛されてきたといわれている。                

世界中の名プレイヤーを次々と集め、去年は史上最高額の移籍金でマンUからクリスティアーノ・ロナウドを、そしてインテル・ミラノから(2009年UEFAチャンピオンズリーグ優勝をインテルにもたらした)名将モーリーニョ監督を引き抜いたレアルマドリードは「今年こそはバルサに屈辱を与える」大きな期待を抱いていた筈だ。 放送がまだないのでTV観戦はしていないが NETの情報を読むと前半10分にシャビが先制 点を入れた後、ペドロ、ビリャ(2得点)、終了間際にジェフレンの駄目押しの1ゴールとバルサが試合を圧倒し、イエローカードがバルサ5枚、レアル8枚、後半ロスタイムにレアルのラモスがレッドで退場というかなりエキサイティング(というより後半荒れたゲーム)であり、レアルの守備陣は完全に崩壊したのではないかと思われる。試合の様子は「5対0の大差は、なぜ生まれたのか? バルサがモウリーニョを引き裂いた夜」(Number Web 中嶋亮氏)に詳しい。(写真下:チームメイトと抱き合うメッシの横で憮然とするロナウド)

Photo_7 モウリーニョといえば相手かまわず(といって もバルサには一段ときつい)過激かつ傲岸な発言(挑発とも取れる)をして物議をかもす名人である。フィールドプレイヤーの経験がなく、監督の通訳(6国語が話 せる)からコーチというコースを経て監督になった異色の人だ。彼がバルサのアシスタントコーチをしていた1997~2000年に同じバルサの現役選手として活躍していたのが現バルサのグ アルディオラ監督だったことも「絶対負けられない」気持ちを(お互いに)強くしているのかもしれない。インテル時代、欧州チャンピオンズリーグでバルセロナと対戦したときメッシに与えられたファウルを「メッシの芝居は素晴らしかった。テアトロ(劇場)ものだ。」と揶揄、さらにこの試合で勝った後「バルサは敗北の受け入れ方を知らない」といいバルサ・サポーターで埋め尽くされたスタンドに向かって右手親指を突き出して勝利を誇示した。今季リーグ・第4節でスポルティング・ヒホンが対バルサ戦で主力を温存したとして「「他チームがああやって試合をバルサにプレゼントするようだと我々の優勝は難しくなる」といってヒホンの監督を激怒させている。現在進行中の欧州チャンピオンズリーグ一次予選ですでに決勝トーナメントへのトップ抜けを決めたモウリーニョは、「決勝トーナメントを有利に運ぶために、すでに消化試合になってしまった12月の対オセール戦で主力のアロンソとラモスの2選手を警告累積で出場停止にさせた(意図的に)疑い」で現在FIFAの調査を受けている。                                                            

敗戦の将モウリーニョは「バルサはすでに完成しつくさ れているが我々にはまだ向上する余地が残されている。」・・しかしそれが負け惜しみと思えるくらいに、レアルに残された「向上する余地」とは”自陣でとにかく守備を固めてカウンターをしかけること」しかないのでは、とおもわせるほどに両者の間には攻撃を仕掛ける力に決定的な差があった。・・(中嶋亮氏)                                  
(写真左:生粋のカタルーニャ人でMr.バルサの若き(39才)グアルディオラ監督) 

「この敗戦(クラシコの)が挫折を意味するわけではない。シーズン中の単なる1敗にすぎない」といいつつグランドを後にしたモウリーニョ、”シーズン中の単なる1試合”ではないことは彼が最もよく知っている。来春のホーム・ベルナベウでの雪辱、チャンピオンズリーグでの対戦が今から楽しみである。





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