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終わってみればバルサの完勝・・「エル・クラシコ」

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世界のサッカーファンが大なり小なり関心を持つ今年の「エルクラシコ」第一戦がバルサの完勝(スコア5:0)で終わった。もう1ヶ月以上前から、というより今期スペインリーグが始まって以来、メディアは今年のゲームの予想を「ああでもない、こうでもない」と繰り広げてきた。2008年以来バルサが5連勝、今年はどうしても、その雪辱を果たすべくヨーロッパ随一の名将モーリーニョを(おそらく法外な高額年俸で)招聘したのだから。                

Photo_2 「エル・クラシコ」といえば世界の注目するFCバルセロナvsレアル・マドリードの”伝統の一戦”、(といってもスペインリーグ第13節の1試合にすぎないのだが)今度の第一戦目はバルサの本拠地「カンプノウ・スタジアム」で11月29日に行われた。この2チームの試合は来春もう1戦がレアルの本拠地「サンチャゴ・ベルナベウ・スタジアム」で行われる。                              

かえりみればバルサとレアルマドリードは過去1世紀近く、スペインの2大都市であるバルセロナとマドリードを代表するクラブとして互いに競い合う立場にあった。ただでさえ各地方の独立性の強いスペインの中でもこの2つの都市の確執はフランコ独裁政権とも結びつけて語られてきた。バルサの本拠地であるバスク、カタルーニャ地方はフランコの弾圧によりカタルーニャ語の使用を禁止され、市民は唯一「カンプノウ・スタジアム」の中で自由に話すことができたといわれ、フランコに保護されたレアルマドリードに比してバルサ・カンプノウは「反独裁政権の象徴」として人々の間で愛されてきたといわれている。                

世界中の名プレイヤーを次々と集め、去年は史上最高額の移籍金でマンUからクリスティアーノ・ロナウドを、そしてインテル・ミラノから(2009年UEFAチャンピオンズリーグ優勝をインテルにもたらした)名将モーリーニョ監督を引き抜いたレアルマドリードは「今年こそはバルサに屈辱を与える」大きな期待を抱いていた筈だ。 放送がまだないのでTV観戦はしていないが NETの情報を読むと前半10分にシャビが先制 点を入れた後、ペドロ、ビリャ(2得点)、終了間際にジェフレンの駄目押しの1ゴールとバルサが試合を圧倒し、イエローカードがバルサ5枚、レアル8枚、後半ロスタイムにレアルのラモスがレッドで退場というかなりエキサイティング(というより後半荒れたゲーム)であり、レアルの守備陣は完全に崩壊したのではないかと思われる。試合の様子は「5対0の大差は、なぜ生まれたのか? バルサがモウリーニョを引き裂いた夜」(Number Web 中嶋亮氏)に詳しい。(写真下:チームメイトと抱き合うメッシの横で憮然とするロナウド)

Photo_7 モウリーニョといえば相手かまわず(といって もバルサには一段ときつい)過激かつ傲岸な発言(挑発とも取れる)をして物議をかもす名人である。フィールドプレイヤーの経験がなく、監督の通訳(6国語が話 せる)からコーチというコースを経て監督になった異色の人だ。彼がバルサのアシスタントコーチをしていた1997~2000年に同じバルサの現役選手として活躍していたのが現バルサのグ アルディオラ監督だったことも「絶対負けられない」気持ちを(お互いに)強くしているのかもしれない。インテル時代、欧州チャンピオンズリーグでバルセロナと対戦したときメッシに与えられたファウルを「メッシの芝居は素晴らしかった。テアトロ(劇場)ものだ。」と揶揄、さらにこの試合で勝った後「バルサは敗北の受け入れ方を知らない」といいバルサ・サポーターで埋め尽くされたスタンドに向かって右手親指を突き出して勝利を誇示した。今季リーグ・第4節でスポルティング・ヒホンが対バルサ戦で主力を温存したとして「「他チームがああやって試合をバルサにプレゼントするようだと我々の優勝は難しくなる」といってヒホンの監督を激怒させている。現在進行中の欧州チャンピオンズリーグ一次予選ですでに決勝トーナメントへのトップ抜けを決めたモウリーニョは、「決勝トーナメントを有利に運ぶために、すでに消化試合になってしまった12月の対オセール戦で主力のアロンソとラモスの2選手を警告累積で出場停止にさせた(意図的に)疑い」で現在FIFAの調査を受けている。                                                            

敗戦の将モウリーニョは「バルサはすでに完成しつくさ れているが我々にはまだ向上する余地が残されている。」・・しかしそれが負け惜しみと思えるくらいに、レアルに残された「向上する余地」とは”自陣でとにかく守備を固めてカウンターをしかけること」しかないのでは、とおもわせるほどに両者の間には攻撃を仕掛ける力に決定的な差があった。・・(中嶋亮氏)                                  
(写真左:生粋のカタルーニャ人でMr.バルサの若き(39才)グアルディオラ監督) 

「この敗戦(クラシコの)が挫折を意味するわけではない。シーズン中の単なる1敗にすぎない」といいつつグランドを後にしたモウリーニョ、”シーズン中の単なる1試合”ではないことは彼が最もよく知っている。来春のホーム・ベルナベウでの雪辱、チャンピオンズリーグでの対戦が今から楽しみである。





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