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年の暮れだというのにぼんやりTVを眺めていたら・・「男子・フィギュアに4回転は必須」

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ここの所、面白い韓ドラに会えず、今借りているもの(「きつねちゃん、何しているの」・・キム・サムスンと同じ脚本家というので借りてみたのだが)も、もひとつ嵌れず、つれづれにTVをつけていたらちょうどBS1で去年のバンクーバー・オリンピックの「男子フィギュア・スケート」を再放送していた。この試合でアメリカのエヴァン・ライサチェクが4回転を跳ばずに優勝し、その後世間でさまざまの批判、論争が巻き起こったことは記憶に新しい。             

TVをつけたのがもうお終いの方で、幸いに最後に勝敗を決したフリーを見ることができたわけだが、前日のSPでは1位のプルシェンコと2位のライサチェクの点差が0.14、ライサチェクと3位の高橋大輔の点差が0.05と、ほぼ3者横並び一線で迎えたフリー・プログラムだったのだった。                                                  

そして、結果はライサチェクがプルシェンコを抑えて逆転優勝、大輔は3位で日本男子初のメダル獲得になった。ここで改めて見て見ると、ライサチェクは8つのジャンプをほぼ完璧に安定して跳び、ステップ、スピンでも素晴らしい演技を見せている。もともとジャンプが苦手らしい彼は、4回転を跳ばない代わりに得点が1.2倍(だった?)になる後半にジャンプを集中させるという作戦に出て、それにも関わらず体力、スピードともにダウンさせずに目的を達成したのである。    
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対するプルシェンコは冒頭に4回転を決めるも、その後のジャンプのいくつかが軸を曲げて着地がようやく、といった感じだったり、その他にも取りこぼしがあり、結局、史上40何年ぶり?と期待されたメダルの4連覇は成らなかった。                         
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試合後、プルシェンコはジャッジに反発を表わし「4回転にチャレンジしなければ、それはスポーツではない」と、現在の得点ルール内で無難に高得点を取って優勝したライサチェクの演技を批判した。たしかに男子フィギュアに4回転がないのは、もうここまで来た現在では時代遅れであると思う。(1988年に初めてカート・ブラウニングが成功、プルシェンコはソルトレーク、トリノで成功)フィギュアはあくまでスポーツなんだから絶えず前進、未知へのチャレンジがないとだめだ。優勝を求めて失敗を怖れるあまり保守的なプレーに終始してはスポーツの真髄に違う。                                                                   

その意味では少々乱れたところもあったが私は見ていてプルシェンコに軍配を上げる。彼のすごいとしかいいようのないチャレンジャー精神に脱帽。そしてその華麗な演技は少々のミスなどマイナスにさえ思えない。                                     
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そしてわが大輔はというと、冒頭の4回転にチャレンジして失敗するも、世界一のステップは健在、よくぞ1年の大怪我のブランクを経てここまで戻ってきたと感激するほど素晴らしい出来で、見事、銅メダルを獲得した。                                  

だからといって「世界一の努力家」とコーチが称賛するライサチェクが努力の結果つかみ取った栄光は敬意に値して当然のことであるのを付け加えておきたい。

最後に、世界スケート連盟は、バンクーバーの教訓をもとに「4回転など難度の高いワザにチャレンジして失敗しても、部分得点(チャレンジ点)を加える」ことに変更した。フィギュアの進化を求めるのならば当然の変更だろう。プルシェンコは「まだまだ引退しない。次期のソチは母国でもあることだし出場したい」と言っているそうだ。Photo_5 (写真左:大輔のチャレンジを高く評価したプルシェンコ)

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