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「終わり良ければすべて良し」・・・アジアカップ準々決勝・対カタール戦

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いやいや大変な試合だった。先制点を奪われては追いつき、また突き放されては追いつくと
いうゲームは、最近ずっと見たことがなかったということが先ず視聴者のストレスをいやが応にもつのらせたし、そもそも試合前から「この国には絶対負けたくない。」という気持ちを強めていた私である。                                              

理由その1:カタールが潤沢なオイルマネーをふんだんにばら撒いて有能なプレーヤーを集 め国籍を取らせて試合に臨んでいること。(FIFAの制限規定「U時代から一度でも代表登録に入っている選手はダメ」はあるが)                                 

その2:試合直前にカタールの専制君主のサーニー家の王子(カタールサッカー連盟会長?)が自国に都合の良い時間帯と会場への変更を求めたこと。(むろん通らなかったが) 

その3:監督ブルーノ・メツは直前の記者会見で「日本はアジアのバルサ」と持ち上げたこと。勿論半分以上揶揄に相違ないが・・。カタールは緒戦を落とした後、順調に2戦完封勝ちしてきており自信はかなりあった筈だ。余談だがメツ監督はイスラム圏に来て数年後にイスラム教に改宗した敬虔なイスラム教徒だということだ。この地に骨を埋めるつもりなのだろうか。                                 

さらにカタールには余りいい思い出はない。1993年の「ドーハの悲劇」に加え、2007年のアジアカップで高原の上げた1点を最後の最後でセバスチャンに追いつかれた苦い記憶が・・。 

ところでカタールという国は中東にある典型的な石油貴族(王族)の独裁国家で、人口100Photo_3 万前後の80%は周辺国からの出稼ぎ労働者、遠くはフィリピン、インドからもかなり流入している。近年は「世界の高級リゾート地」を目指しており、海岸べりには世界の高級ホテルが林立している。                                                   

試合の詳細は、ネットにも新聞にもあふれているので触れないとして、先ず日本にとっての脅威はかのセバスチャン(ウルグアイから帰化)だった。最後まで落ちない豊富な運動量、一瞬の隙を狙ってゴールをうかがう俊敏性、この選手ひとりで日本の労力の半分以上は消費されたようだった。                

さらに次なる脅威は「あからさまなアウェーの笛」。カタールのファウルは殆ど見てみぬ振り、日本のはファウルの取りまくり。(審判団はマレーシア人)こんな主審でゲームをする限りは、ボクシングで言えば「完全なノックアウト」勝ちを目指さないとダメだ。・・             

ということでそのパーフェクトなノックアウト勝ちで日本は勝ったのだ。伊野波の押し込みで勝利をもぎとったのだ、しかも10人で。(写真下:自らも感極まってうずくまってしまった伊野波)Photo_5                                  
それとここに来てようやく香川の華麗なゴールが見られた。この試合の「マン・オブ・ザ・マッチ」も当然のことだろう。2ゴールを上げ、3点目も香川がゴール前で倒されたこぼれ球を伊野波が押し込んだのだ。この調子で準決勝でも暴れまわってほしいものだ。         

試合後長谷部曰く「延長に持ち込んでも絶対勝てるゲームだから3点目を与えないで先ず終了しよう。だから失点しないように守備は全員下がっとけ。」と意思統一したのが、あの時右SBの伊野波があそこに詰めていたのでみんなびっくりしたそうな。(伊野波自身も決めた後何か呆然としていた。?)・・ともかく30分の延長戦戦わずに済んで良かった。           

「終わりよければすべて良し」だ。それと1点目のセバス チャンのゴール、動画をみてもオフサイドにしかみえない。「ぎりぎりセーフ」だという事だったらしいが。              次戦はイランを退けた韓国との試合だ。まさに「クラシコ」。中東とやるよりよほど楽しみだ。勿論勝ち上がりを期待して。

付記:吉田がイエローカードの累積で退場になった2枚目のファウルシーン。実はカタールの 選手だって負けず劣らずの汚いプレーをしていたのをレフリーは見落としていたのかね。全く。

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コメント

セバスチャンはまことに老獪な選手である、若すぎる吉田相手ならファールでも得点でも思いのままである。審判がカタールよりであったのも彼が楽にプレーすることを可能にした。負けないで最後まで勝利を目指した日本に、女神さんが微笑んでくれたのだろう。

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