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韓流にはまる日々・・「幸せな女~彼女の選択」

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3・11の大震災以後、落ち着いてドラマなど見る心境にない日々を過ごしてきたが(被災者でない私ですら)さりとてTV放送ももっと見る気がなく(サッカーの実況と就寝前のニュース、それと特別報道番組などは大体見る)、午後や夜のヒマな時間にレンタルの韓国ドラマを再び見始めた。韓国ドラマも1990年代の作品を頂点として次第に質が低下、最近ではこれといった良作に巡り合うことがない。お決まりのメロドラマや、ドタバタもの、あんなに携帯が使われている時代に「確認すれば済む誤解や思い違い」をベースに進むストーリー。(誤解が解けたらこのドラマ最初の30分で終わるよと思いながら見る駄作が多い!)               

最近DVDリリースされた「嘘~偽りの愛(全20話)」は名脚本家ノ・ヒギョンの1997年の作品で一部のコアなファンに”伝説的名作”として愛されてきたものらしいが、現在レンタルショップでは「新作」扱いになっており(2泊3日で料金も高い)、準新作になった1~5本までは見たのだが6から未だ新作だったのが昨日、準新作になり”1ウィーク・レンタル”になったので早速借りてきてもらい今夜から見る予定。(だけど今夜はAFCチャンピオンズリーグのC大阪vs山東魯能の実況放送があるのでそちらを見ることになる)「嘘~偽りの愛」は後日レビューを書くことにして今日は今年に入って見たドラマを紹介。                       

★「幸せな女(ヘンボッカン ヨジャ)~彼女の選択」(2007:全50話 )                              

韓国での視聴率は高く、日本でもかなりの話題になったドラマだとのこと。とりわけ物語りの結末について、視聴者のすごいブーイングがあり(特に日本で?)ネットであちこちのレビューを読んでも「この結末さえなければ。・・・全く最悪の結末!」とケチョンケチョンの感想が殆どだった。ので「じゃあ見てみようではないか」と借りてきたのだ。                                        
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ものがたり:ヒロインのジヨンは父がなく祖母と母がキムチを作って生計を立てる(決まった高級料亭に降ろ す)貧しい家庭の次女。大学卒業後、同級生の会社社長の御曹司(次男)ジュノと周囲の反 対を押し切って熱愛結婚し、夫の母にに疎まれながら、一切の経済的援助も受けず、マンションのローンを払いながら共働きをしている。夫はエリートサラリーマン、ジヨンはアクセサリーデザイナー。(後に同僚と起業。)ところが夫が高校時代の同級生ハヨンと一晩の浮気をしてしまい、その後積極的なハヨン(ハイソのお嬢様)につきまとわれ、とうとう妻ジヨンの知るところとなる。                                                            

真面目で完ぺき主義者?のジヨンは信じていた夫の裏切りをどうしても許すことが出来ず、Photo_5 夫が「あくまで成り行きの浮気で絶対にハヨンを愛していない」と許しを請うのを振り切り、とうとう離婚してしまう。夫は失意のままニューヨークに転勤、ジヨンはその後妊娠していることが分かり密かに女児ウンジを出産する。           

親友とアクセサリーの会社を起こしたジヨンは家を出てウンジを保育園に預けながら働くのだが、以前、市場でスリに会ったとき出会ったことのある刑事テソプと再会し、次第に心を許しあう仲になる。テソプは犯人に刺殺された先輩刑事の遺児を引き取り育てており、保育園が同じでお互いの住居も近所だった。(写真左下:ジヨンの娘ウンジ)   
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・・・ここから韓国ドラマお決まりの「まずありえない奇想天外?な人間関係の設定、運命」が物語りを劇的に展開させ、ふたりを不幸に巻き込んでゆく。 実はヒロインのジヨンの父はジヨンが幼い頃、家族を捨てて家を出ており(遊び人で女に弱い最低の男だった)、ジヨンも実はそんな父がどこかで生ませた子を妻(コ・ドゥシムさん扮する)が育てあげた娘で、そのため姉と妹とは母違いのだったが、育ての母もばあちゃんも分け隔てなく彼女を可愛がって育て、3人姉妹も仲がいい。彼女たちは父出奔後はいっさい父と会っていない。 (写真左からばあちゃん、オンマ、姉、妹夫婦)            
Photo_7 ところが妻子を捨てた父は現在では人が変わったような真面目人間になり、再婚して一男を設け、小さな自動車修理工場を経営している。その再婚相手の女性の連れ子がジヨンの現恋人のテソプだったのだ。テソプは母の再婚に反発して家を出て(中学生の頃?)働きながら大検を受けて大学に入り刑事になり、現在では時たま実家にも足を運んでいる。(写真下:テソプ家族・父親違いの弟ジフンは兄になつきますが、実母は息子の選んだ相手を徹底的に拒否する。(夫の元妻への嫉妬から?)義父はテソプにすまなく思っており、ふたりは結婚してもいいと思っている。戸籍上も何の問題もないし。チャン・ヨン氏扮するテソプ義父はどう見ても昔そんなワルい奴だったと思えない。)Photo_11                            
3年後(ぐらい?)に帰国した元夫ジュノは相変わらずジヨンに未練があり、周囲にすすめめられPhoto_13 てやむなく浮気相手だったハヨンお嬢様との結婚をいったんは決めるが、やはり破棄。ましてやジヨンが育てている我が娘ウンジの存在を知っていよいよ未練が増し「復縁がだめならばせめてたまに娘に会わせて欲しい」ということでたびたび娘を連れ出し、とうとう実家につれて帰り、両親に会わせたりもしはじめる。ウンジもジュノを「アッパ、アッパ」と慕う。ウンジを可愛がる元夫にヨンジも次第に態度を柔らげるが復縁の意思は全くなく、心はすでにテソプの元にあり、揺れることがない。Photo_12 一方でジヨンとテソプは結婚を決意するものの、ジヨンが夫の娘であることを知ったテソプの実母と、同じくジヨンの育ての母のヒステリックなまでの反対にぶつかる。テソプは「法律上は親の反対があっても結婚できるのだ」とジヨンを説得するが、ジヨンはテソプ母が心臓病(持病)発作で死ぬ恐れがあることから結婚に踏み切れず、喫茶店に呼び出されて実母に会い、別れる事を懇願され、心臓発作まで起こされたのでは、別れを決意する以外になくなる。        

そして元夫の実家や自分の家族たちの「復縁が子どものためにも最良の選択」との大合唱に負けてとうとう復縁を決意する。(写真左から元夫ジュノ、舅、姑、兄夫婦)       

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そして最終回:夫との復縁を決意したジヨンは」夫の実家(リッチな豪邸)に娘を連れて出かけ、夕食後TVを見て皆がくつろいでいるとき、たまたまニュースで「刑事(テソプ)が犯人逮捕の際、銃に撃たれて危篤」というニュースが流れる。驚愕したジヨンは我を忘れて外に飛び出し、タクシーを拾って去っていってしまうところでドラマは終わる。・・              

さて大ブーイングの起こったのはこの結末だ。                             

*前後の見境いなく飛び出していったジヨンの行動に批判集中。「元夫や幼い娘を捨ててしまったの?」「テソプは危篤のままドラマは終わったけど、生死はどうだったのか?視聴者に知らせるべきだ。」「あの後、彼女は病院から再び元夫の元に帰るのでしょうか?」「ちゃんと話を帰結させてほしい」などなど。「最終話をみてこのドラマの評価が下落した」という意見もあった。さらに「単なる出来心で浮気をし(相手に押しまくられて)深い仲にもなっていないのに何故夫を許さないのか」「夫はその後ずっとジヨンを愛し続けており、幼い娘にもなつかれ誠実な男なのに」・・など”彼女の選択”の誤り?に批判が集中しているようだ。(写真下:元夫と娘を置いて飛び出すジヨン。どなたかのブログの写真を無断でお借りしました。)Photo_14

ところで私の感想: *ジヨンがラストに裸足同然で危篤のテソプの元に駆けつけるのはそんなに不自然でひどい結末とは思えなかった。たしかに幼い娘を元夫のもとに残していくのはどうかとか、突然すぎて突拍子もない行動ではあるが、彼女はあそこまで行ってああいう行動をとらずには(つまり分別の勝ったお利口さんでは)「彼女の本心の選択」ができなかったのではないかと納得した。「育ての母親の反対、とくにストレスの心臓発作で死ぬかもしれないテソプのPhoto_15 実母の反対」という大きな壁を乗り越えるためにはテソプの危篤という状況が必要なのかなと。危篤のテソプの生死とかは二の次の問題、というより視聴者の想像に任せるオープン・エンディングになっている。おそらくファンの激しい賛否両論の声の中でハッピーエンドになるか(テソプの命が助かってウンジ、ジヨンたちと結ばれる)、それともサッエンド(テソプが死ぬ)かは視聴者の想像に任せたのだと思われ、これはこれで良しと思った。    

「幼い娘には父親が必要」というがテソプは充分にいい父親になる人物だ。血のつながりは関係ない。(写真:先輩の息子を育てるテソプ。)                           

次にジヨンが相思相愛の夫が成り行きで浮気したために離婚するのは「そこまでしなくても?許してやる道もあるよ」とは思わないこともないが、まだ若くて完全主義者のジヨンが悩んだ挙句それしかなかったことも充分ありうる。                             

*最後に相変わらず理不尽な理由で若い人々の結婚に頑強に反対する人々(特にオンマやハルモニ)にはいつもうんざりする。しかもその理由が自分の感情や世間体によるもの、家格や経済力の相異などで、こどもの幸せを願うことから来ていないのが腹立たしい。日本ではあそこまで親が子の結婚に反対したり、くちばしを入れることは殆どないのではないだろうか。(セレブの社会にはあるのだろうか)                              

このドラマ、評判が良くて予定を越えて放送回数を引き伸ばした由。問題になった結末については「視聴者の反響、意見が、復縁か新たな結婚かで相反した為、ああいうことになった」ということらしいです。韓国ドラマの脚本家は放送と並行してシナリオを書くそうだ。つまり視聴者の反応や視聴率を見ながらストーリーを展開させるのだとか。良し悪しでしょうが、初めからきちんと完結した作品の方が質が高くなると思う。従って私はむしろ「ミニシリーズ(16~20話で完結)」の方が好きです。                                   

最後にちんたらちんたらしながら長々と見てしまう理由のひとつは周辺の人々(家族)を見たいから。庶民の三世代(殆ど)家族、セレブの家庭(かなりステロタイプ化してきている感じだが)などと若い世代、中年、老人などさまざまな人々が生きる有様がとても興味深い。とくにハルモニ(ハラボジよりも)たちの達者な演技者が多くてなぜか癒されます。ジヨンの育ての母になるコ・ドゥシムさんは今回は頑として娘の結婚に反対するのがファンとしては少々憎たらしい。Photo_10

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